ギリシャのモツ煮@アテネ肉市場
ギリシャ人Dは言う
肉市場に行ったら内臓料理を食べなきゃな
ギリシャの内臓料理で有名なのは
ココレチという内臓を串に巻きつけグリルしたものだが
友人Dが肉市場で好んで食べるのは
日本のモツ煮のようなものだという
ことこと煮られる課程に
愛情がたっぷり込められたモツ煮は
私にとって懐かしいお袋の味!
そんなモツ煮好きの私が
ギリシャのモツ煮と聞いて、食べに行かない訳がない!
いやだよー
と渋る友人Dを引っ立て、向かう先はもちろん市場♪
いつも買い物をするアテネっ子でいっぱいの
アセニアンの台所、アテネ中央市場
中でも羊が吊るされ豚の頭が飾られた肉市場は
いつも活気に溢れ、訪れるだけでも楽しい場所だ
そんな市民の台所、肉市場には
新鮮な肉料理を提供するタベルナ(ギリシャ風食堂)が数多く点在する
観光客が発見するのは難しいのだが
私には地元アテネっ子、友人Dがついているもんね~♪
そんな友人Dご推薦のタベルナは
タベルナ・イピロス
肉市場の奥に位置するイピロスは
売り子の掛け声に囲まれて食事が出来る臨場感溢れる店
ずらりとショーケースに並ぶ料理は
とっても美味しそうなんだけど、でもイマイチ正体がわからない・・・
陽気で愛想の良いオーナーに
コンニチワ!と迎えられ席に案内される私達
うーん、日本人観光客はこんなところにまで進出していたか!
そんな思いの私をよそに
ヨコハーマ コウーベ オーサーカ ナガサーキ
と日本の地名を次々と唱えるオーナー
ミドルエイジのギリシャ人は
ほとんど全て日本に行ったことのある船乗りだ
これは日本が大好き♪と公言する友人Dの持論だが
(それが事実かどうかはともかく)
イピロスのオーナーが元船乗りで日本に行ったことがあるのは本当らしい
さて

そんな陽気なオーナーのお勧め料理は
バッツァ
友人Dは、そうそうそれそれ、とほくほく顔
どうやらお目当てのギリシャのモツ煮のようだ
牛の胃袋と豚足を使ったスープということだが
バッツアのクリーミィなスープに臭みは全く感じられない
そのままでもおいしいが
大量に添えられるフレッシュレモンをしぼり入れると
さっぱりとした口当たりになり、何杯でもいけそうなほどのうまさである
一年半ぶりに訪れたアテネ
極上のスープに、定番フェタチーズ
白ワインを傾けながら友人Dとの会話も弾む♪
食べることを楽しみ
友人と語り合い
のんびりと時間を過ごす
これぞギリシャでの正しい週末の過ごし方
ギリシャに帰ってきたんだなぁ・・・ ふと、つぶやいてしまう瞬間
こうして
久し振りのアテネで友人Dと過ごす午後は
オーナーさんを交えたまま延々と続き
いつまでたっても終わる気配さえないのであった
タベルナ・イピロス
イピロスはローカルが通う穴場の店
赤と白を基調にしたすっきりと清潔な店内は日本人観光客にも抵抗がない
市場の奥に位置するため、店にたどり着くまで少々時間がかかるかもしれないが
活気のある市場の空気を味わいながら、探してみる価値あり
他にも肉板場には庶民的なタベルナが点在する
内臓料理が目がない方はもちろん
一般の旅行者では味わえないちょっと変わったランチを体験してみたい方にお薦めである
*午後3時を過ぎる市場に合せて店仕舞をするレストランも多いためご注意を
ギリシャ・アテネ中心部 肉市場内 2009年11月14日