【イヤというほど、パパイヤ!!】 | Dancing Across the Amazon

Dancing Across the Amazon

南米大陸の左端から右端まで、
徒歩とカヌーとイカダだけで旅をし、
道中、毎日ダンスするブログです。




材木を川に浮かべて運ぶ、イカダに乗って移動する人たちがいる。






(右向こうに見えるのが、イカダで旅をする原住民)

3週間ほどかけて木を切り倒し、川に浮かべ、それからプカルパの街まで10日かけて下り、その材木を売ると言う。 彼らはモーターを搭載しているが、これは前に進むためではなく、岸にぶつからないため。 進む速さは、川の速度と全く同じ。 そこで、僕はカヌーに乗っているので彼らより早く進めるのかどうか、という視点から話をしたいと思う。 結論から言えば、彼らよりも早く進むのは、難しい。 オールを一生懸命漕げば、1時間のうちに彼らのイカダが見えるか見えないか位の距離まで進むことができる。 ただ、今日は村に一旦上陸し、昼食をレストランで食べた。 その時、上陸して30分もすると、彼らに追い越されてしまった。 すなわち、単純計算で、川の速度はオールで漕ぐよりも2倍速いということになる。 また、彼らはいつも流れの一番早いところを行く。 というのも、川に流されるままに、曲線の外側を進む。 対して、風が来て波が立っているときなど、僕は川の中央に向かうことは出来ない。 波が立っている時は川を渡るのは危ない。 それに、彼らは僕よりも夜遅くに移動を終え、朝早くに開始する。 僕みたいに、荷物をカヌーから降ろして、岸にテントを広げて、身体を洗って、というひと手間が無い。 だから、僕よりも30分も1時間も遅くに移動を終える。 朝も、薄暗くなったころから彼らは移動を始める。 僕は、太陽が出てから、ダンスをし、テントをたたみ、食事をして、、、と出発に少し時間がかかる。 彼らは、移動しながらイカダの上で食事を済ます。
(イカダの上には、3-7人ほどの人が乗っている)

役割分担 何より大きな違いは、彼らがモーターを搭載しているということと、複数人で(時にはひと家族丸ごとで)移動しているということ。男性は前を見て川の進む方向を見定め、女性は料理をし、子どもは笑顔を生む、そういう風にして彼らは役割分している。 一方の僕らは、カヌーの上で昼寝する犬と、カヌーの上でバナナを突っつくオウム、そしてカメラマン、パフォーマー、カヌー操縦者である僕、という風に、少し偏った役割分担になっているため、彼らイカダで移動する人々よりも進む速度が遅い。 先ほど、波について触れた。 風が川下から吹いてくるとき、川の流れとぶつかって波が立つ。 所々、波が高く、泡立っている個所さえある。 ここを進むには、少しばかり勇気が必要で、多少なりとも、カヌーの底には水が溜まる。 対して、岸の近くでは波が立っていない。 だがその代り、進む速度が凄く遅い。 まぁ、前へ進む道と安全な道と、選べるのはありがたいことだ。 それから、今日は雨が降った。 急に風が強くなり、急に空が曇って来て、あっと言う間に強い雨が降った。 カメラを出している暇など無く、急いで岸に寄せて一旦上陸した。 20分もすると雨は小降りになり、すぐにまた青空が顔を出した。 今日一日で、3-4度強い風が吹いたり止んだりした。
(レストランでの飯、至極幸せ♪)

イヤというほど、パパイヤ! それから、今日は面白いことがあった。 箱詰めされた100個ほどのパパイヤが、岸に流れ着いているのを見つけたのだ。 直ぐ近くの上流村で、船に何百箱ものパパイヤを積んでいるのを見た。 川に落としてしまったのだろう。 喜んでそれらを拾い、2つ食べた。 美味かったが、何せ量が多すぎて困った。 その後、20個近くカヌーに積んだ。 今日一日でパパイヤを、3個も食べた。 そのせいだろうか、川を反対側の岸へと渡る間、踏んばったら少しだけ実が出てしまった。しかし、川を渡るときってのは緊張の瞬間なのだ。 川のど真ん中で何かあっても、僕はどうしようもない。 だから、しばらく経って向こう側の岸にたどり着いてから、下着を綺麗にした。
(画面左奥には、流れついたパパイヤの箱が見える)

思い出す、あの恐ろしき日々。そこにあるのは、感謝。 今日の夕方にはガリレアの村に到着する予定だったが、 それも明日の夕方前になるだろう、、、。 カヌーに乗ったからと言って、そう早く移動できる訳でもないみたいだ、、、。 今日、朝食を食べたイパリアのレストラン、働いていたのは、僕がイカダを作った場所の近くに住んでいたという、20歳の奥さんだった。 チルンピアリ村、キンビリの街、懐かしい名前が僕らの会話に出てきた。 そして、イカダで出発したころのことを思い出しながら話していたのだが、あの日々の、なんと恐ろしかった事か、、、! そういうことを思い出した。 そして、今の僕の旅がどれだけ平和なのか、オウムを飼うだけの余裕があるっていうことは、スンバラシイ事なんだと改めて感じた。
(オウムを飼うのは、大変だけど。あの頃と比べれば、なんでもない!)

有り難い、ありがたい。 あの大変な日々があったから、今は何にでも感謝できる。 「イヤというほど、パパイヤ!だよな~」なんて言いながら、歌を歌いオールをこいで旅をしている。
(オウムを飼うのは、大変だけど。あの頃と比べれば、なんでもない!)

最高だ、最高だ。