総合病院に通うようになって丸2年。
私にとって10月5日12時30分という時間は、一生忘れない時間です。毎年この時間になると一瞬時が止まったような気持ちになります。
当時社会人だった私は、仕事の合間を縫って夢を追いかけていたので、睡眠時間も1日4時間、起きてる時間は仕事とレッスンで埋め尽くされ、疲れもピークに達し、耳の難病「メニエール病」を発症しました。
その当時の事や症状については、
「活動再開」
http://s.ameblo.jp/dancing97dancing/entry-11820180986.html
「発症から1年」
http://s.ameblo.jp/dancing97dancing/entry-11935047500.html
に書いてあるのでそちらを見ていただいてから、次を読んだ方が分かりやすいと思います。なので前置きは割愛します。
今年の4月に受けたいオーディションを見つけて、、、
一瞬ためらったけど、やっぱりもう一度ちゃんと踊りたいという気持ちもあって、挑戦する事にしました。
まともに踊ってなかった所からのスタートだったので、ブランクもかなりあったし、平衡感覚が上手く取れなくなってる状態で自分が踊れる方法を探る事から始まりました。
踊りの感覚を取り戻す分には割と時間はかからなかったんだけど、三半規管が悪くなってるので、ターンになると途端に出来なくなるんだよね。シングルですら回れなくて、両足ついたまま回ってもめまいがして、視点を定めてる間に振りがどんどん進んでいくから、ほんとについていけなくて落ち込む毎日だった。
それでも毎回「今日こそは!!」とレッスンに通い続けて、、
でもやっぱり上手く踊れなくて、、
周りの目が気にならないわけじゃなかったけど、そんな事言ってる場合じゃなかった。
何度挑戦しても思うようにいかない日が続いて、先生から「集中力がない」と言われて片付けられたあの日。
先生はなにも事情を知らないからしょうがないけど、1ヶ月半、心折れそうになりながら向き合い続けてた私には、悔しさをバネにする余裕なんかもう残ってなかった。
先なんてなにも見えなかったけど、ここで止まったら、もう終わりだという事だけは悟った。
何日も悩んだけど、もう一度ぶつかれば小さな答えでも出てくるかもしれないと、すがる思いで薬を飲んで気合いの集中力で挑んだレッスン。
今までで一番踊れた!!!!
その日から諦めるっていう考えが私の中からなくなった。
バランスが取りにくいのをどうしたら取れるのか三半規管を鍛える方法を試してみたり、ムダに回って体に慣れさせてみたり、意味のある事ない事手当たり次第にたくさんやった。
その中で行き着いたのが、体幹で自分の体を支えるということ。
どんなにバランスが崩れても筋肉でなんとかすればいい。
コアを鍛えるフィットネスプログラムの紹介を受けた時には、これしかない!と思って、インストラクターの養成を受けて今は仕事として人前に立ちながら体幹を鍛えています。
コアを鍛えるだけで、ダンスのクオリティは格段に上がる!!ほんとにこの差はすごい!!
ダンサーにコアは必要だと言われていたけど、病気じゃなかったらここまで大切さには気付けなかったと思います。
もちろん、私がずっと悩んできたターンも体幹のおかげで、体調関係なく回れるようになりました!
それだけじゃなく、体調が悪くなった時でも普段と同じ力が出せるように、
何事も人並み以上を意識して準備をしてきました。自分に弱い所がある分、人並み以上が私にとってはみんなと同じラインに立てる場所だと。考え方一つ変えれば、その分、調子が良い時にはみんなの上を立てるのかもしれないとも思った。
実際そこまで必要かって言われたらそうじゃないかもしれないけど、その意識を持ち続けられた事で仕事も上手くいったり、違った視点で自分の可能性を広げる事もできた!!
食事や栄養に意識を向けてみたり、筋肉の作り方について勉強してみたり、そこからまた新しい仕事につながったり、ダンサーの傍らやれる事はまだまだたくさんあるなと思いました(^ ^)
病気になってから今までの2年間は、左耳の耳鳴りは24時間ずっと鳴りっぱなしで、たまにサイレンみたいな鳴り方をするので、夜中に耳鳴りで目が覚めたりもします。難聴の中でも低音障害っていうのがあって、ipodも左だけで聞くとなんの曲か分からないくらい音がガチャガチャ。水の中で音聞いてる感じだから、片耳だけで聞き取ろうとすると、ハンパじゃなく疲れる。
でもこれがこの間、奇跡的に聞こえたんだよね。病気の特徴からもう戻るはずがない左耳の聴力。
左耳だけでなに言ってるか聞き取れたの。嘘かと思って何度も試したけど、やっぱり聞こえたあの瞬間、さすがに号泣しました。聞こえの悪さから人と話してても会話を辞める事が多々あったし、当たり前の幸せがやっと取り戻せた気がしたから。
病気の回復には有酸素運動が効果的だと言われています。
絶対治るまで向き合い続けてやるって決意したものの、回復を見込むには膨大な時間と期間を要するので、体調が悪くなるたび、「もうこれ以上は求めねーよ。やってらんねーよ。」って何度も思った。
「完治は高望みなのかな」って思った時期もあった。
でもダンスフィットネスという仕事に出会って、自然と有酸素運動の時間が仕事として取れるようになって、、、
気づいたら毎日が踊る日々でそのおかげで聴力も戻って来たんだと思います(^ ^)
最近は体調もかなり安定していて、1日3回の薬が月1程度までになり、精神安定剤の離脱症状も0になりました!
どんなに荷物を減らしたくても薬は常に持ってるし、ないとやっぱり不安だけど、人並み以上の意識が風邪すらも引かない、花粉症ですら薬いらずの最強の体をもたらしてくれました(^ ^)
諦めずに夢を追いかけたおかげで夢も叶えて、病気も回復に向かって、ほんとに逃げずにぶつかり続けて良かったなと思います!!
どんな時でもいつもと変わらず接してくれる友達やゴミ箱の薬の残骸を見つけては心配してくれる両親、いつも笑顔で楽しそうにレッスンを受けてくれるお客様。
いつもいつもみんなに支えられて、やっとここまで来れました!!
ほんとにありがとうございます(o^^o)
みんなの笑顔を見る事で救われた事が山ほどあり、自分自身、笑う事で体調が良くなる事が何回もありました(^ ^)
笑顔にはものすごい力を持ってます♡
笑うだけで薬いらなくなるんだよ?
笑ってればなんとかなるから、私はどんな時でも前向いて笑ってる。
この仕事を始めてから、笑顔さえあれば、どんなに辛くて倒れそうなくらいしんどくても絶対倒れない事を知った。
私が笑えば、みんなも笑う。
みんなが笑えば、私も笑う。
人の笑顔に、こんなに力がある事を知らなかったです。
毎日笑う事でガンが治った人の話も聞いた事があります。同じ人間が成し遂げた事だったら、同じ人間に生まれた私に出来ないわけがない!!私の病気なんかいくらでも治せるはず!
嘘でも笑ってれば、いつか幸せになる!!
そうやって私は今、当たり前の幸せを取り戻しつつあります(^ ^)
健康な人以上に健康を手に入れた私だからこそ、私がやるレッスンではなにがあっても元気に笑顔でやっていきたい!!
この経験を良い味方にして、心の健康にも目を向けた、私にしかないレッスンを展開していきます!!
こんな強味、病気じゃなかったら得られなかったものだからほんとに貴重です。
心理学も少しづつ勉強し始めてるので、これから生かしていきたいと思います(^ ^)
この2年間で学んだ事は、
どうしようもなくマイナスな事だったとしても考え方一つ変えれば、何倍もプラスになる事がわかりました。
健康で夢を叶えた人に
「やればできる!」
って言われるのと
病気を乗り越えて夢を叶えた人に
「やればできる!」
って言われるのでは、
たとえ同じ夢でも説得力が違います!
そう考えたら神様は私に良い強味を与えてくれたのかなと、、。
今なら自信を持って「やればできる!」とみんなに伝えられます!!
人間、不可能はない!!!!
ダンサー引退の危機から、ダンスで仕事をしていく所まで復活出来た事は、私の一番の自信であり誇りです♡
「失望することが最高の結果を生み出すこともある」
ウォルトディズニーの言葉の一つだけど、私はまさにこれだと思いました。
お酒も気にせずガッツリ飲めるようになったので、またここから楽しい毎日を送っていきたいと思います♡♡
そして高望みかもしれないけど、
「左耳の聴力を平常値まで戻す!!」
これを成し遂げたら、メニエール病が治る病気になり、同じ病気で苦しむ人達の生きる希望になると思います!!
「みんなの笑顔の理由が自分であるような人間になりたい」
長々と読んでいただきありがとうございました(^ ^)