日々の生活に追われ、すっかりブログから遠のいてしまい、気づけば6月な今日この頃。


今まで『移動は車』、『上下はエレベーター』という生活を送っていた母だが、仕事復帰した今、『1日中歩きっぱなし』、『上下は階段を使え』という、なんともハードな生活に変わり、嬉しくもあり、ヘロヘロでもあり…な生活を送っております。



そして息子も、気管支炎をこじらせて入院してみたりもしながら、モリモリ保育園に通う日々。


障害のあるお友だちを受け入れる事自体初めてな保育園だけに、母は、『最悪寝かされっぱなし、座らされっぱなしでも仕方ない』と、息子の扱いについてはさほど期待はしていなかった。『受け入れてくれただけでもありがたいじゃないか…。』そう思っていた。



ところが、息子が通い出して数週間たったある日、主任を名乗る保育士さんにひき止められた母。



聞けば、『たくみんも、いつも見てるだけじゃつまらないと思って…、お母さんさえよければ、たくみんのような子との遊び方を教えてもらうために、リハ病院の人に来てもらいたいと思ってるんですが、良いですか?』と言ってきた。


『リハビリ…なんて、そんな大それた事は私たちには難しいけど、遊ぶのなら出来ると思って。他のお友だちと一緒にできそうな事は何かとか…、皆からも勉強させてもらいたいという声が出てるんです。』と。



もうね…



そんなの…良いに決まってる。゚(T^T)゚。



一番気にしていた、食事介助もすんなりやってのけ、今では一緒に滑り台を滑ったり、手遊びをしてくれている保育園。登園すると、お友だちが椅子を持ってきてくれたり…



もう、感謝してもしきれない。



しいて言えば、母が散々意見してきた市役所の保育課のトップが、畑違いの部署に異動になっていた事がちと気掛かりだが…



今となっては、名乗り出てくれた保育園、そして許可してくれた市役所の保育課に、ジャンピング土下座で感謝したい位だ。



またしばらく、ブログからは遠のいてしまうだろうが、『そういえば、こんな人いたよね?』位になってしまうかも知れないが、神奈川のド田舎で、元気に生きてます。



便りがないのは元気な証拠…ということで←かなり都合が良い?







負けないぞ~~!!!







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世の中の大多数の方が待ちに待っていたGWも、気づけばあとは土日を残すのみとなった今日この頃。


この土日の次に来る月曜日。



母、ついに職場復帰。



思えば1年半前、NICUの窓から見えた当時は新病院の建設中だった我が職場。息子に会いにいくたび、嫌でも見えたその光景を、『あそこにはもう戻れないのかも知れない』と見つめていたあの日。


退院してからも、ブログを読みあさったり、たくさんの情報を見ては涙しか出なかったあの日。


そんななかで、リハ入院したり、親の会に参加したり、キッズフェスタ(子供福祉展)に出向いたりしながら、徐々に増えていった仲間。


今、もしこのブログを読みながら、どうしようもない孤独に襲われていたり、将来の事なんて不安でしかないお母さんがいたら…



『一緒に生きていく覚悟ができていても、いなくても、前向きな気持ちなれていなくても、涙しか出なくても…とりあえず仲間がいそうな所へ出向いちゃう』事をおすすめしたい。



そこには、疾患はそれぞれ違えど、『あれ?なんかみんな幸せそうじゃん…?』なお母さん達がたくさんいる。もちろん、みんな1度はどん底を味わってきたお母さん達だから、気持ちの整理がついていない方がきても、たとえ否定的な言葉しか出なくても、涙が止まらなくても、みんなでその気持ちを分けあえる。それはかつての自分だからだ。


新しい場所に1歩踏み入れる事はとても勇気がいることだ。


そこで、最初のうちは、『いやいや、うちの子はこういうふうには絶対ならない』とか、『ここまで悪くない』とか、他人と比べるだけでも構わないと思う。それで安心できるならそれでも良い。


先日、リハの担当の人が言っていた。


『言い方が悪いかも知れないが、ここへ来ているお母さん達はきっと大丈夫だと思う。どこへも行かず、家に引きこもってしまっているお母さん達が心配。出てきてさえくれれば手助けができるけど、そうでなければ、こちらも何もできない。』


母が初めて『親の会』なるところへ行ってみたのは、息子が6カ月の時。そこへ参加したことが、今思えばいろいろな出会いのはじまりだった。


そして今、かつてNICUから眺めていた職場へ復帰する。


もらった風邪は片っ端からこじらせる息子と、リハと病院と、そして2人の姉と…いろんな事を両立しながら働く事に、不安がない訳じゃない。


そして何より、1年半ユルい生活をしてきた自分が、看護師モードに切り替われるか、ちゃんと点滴とれるのか…(←小姉の育休明け、全然できなくなっていてもがいた経験あり。あの時より年をとっている上に、期間もあいている自分がもう、心配で仕方ない)


とまあ、不安は山ほどあるが、ここまで来たらやるしかない。


さ、一年半眠っていた白衣をファブリーズしたなら、白い靴でも買いに行くか( ̄▽ ̄)=3






…あれ?命のアンチョコが見当たらない(涙)






負けないぞ~!(´Д`;)





































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先週の木曜日から、ついに『慣らし保育』が始まった息子。←『慣らし保育』とは、最初は短時間からはじめ、徐々に保育時間をのばしていくというもの。ざっくり言えば、午前中のみ→給食も食べる→昼寝もする、、という感じだ。


とはいえ、息子の場合、よくも悪くも母と離れて新しい環境に入ったからといって、取り乱すことも、泣くこともないので、この慣らし保育は、『息子が保育園に慣れる』というより、『保育園が息子に慣れる』事が一番大事なところなのかな…と考えている訳で。




相手は、障害児を受け入れること自体、全くもって初めての、小姉の通う保育園。以前、『なにがどう心配なのかさえ分からない』と言っていた事もあり、母は頼まれてはなかったが『息子バディ』と称した、緊張が緩むだっこの仕方をはじめ、『ここは健常児とは違うよな?こういうことで困るかな?』と思われるところと、その対処方法を、片っ端から書いた資料を作成し、園側に渡していた。
←写真があった方が分かりやすいかと、写真つきで。



こう書くと大層なものを作成したように聞こえるかもしれないが、お母さん達はもちろん、障害児と接したことがある方なら気にも止めずにスルーしそうな事まで掘り下げて書いただけのもの。不安を少しでも軽くして、肩の力を抜いてもらいたいというのもあったが、『かたく構えすぎて、どうでも良いことでいちいち救急搬送されたらたまったもんじゃない』という裏心もあった訳で。。



そして、保育園側から出された要望は、


『初日はお母さんも一緒に過ごしてもらって、生活の仕方を見せて欲しい。』


『給食が始まったら、形状が大丈夫かどうかの確認と、実際の食べさせ方を教えて欲しい。』


というものだった。



生活の仕方もなにも、フツーなんだけどな…と思いながらも、『初めてふれ合うんだから、そりゃそうか…』と、その要望に答えることに。


そんな訳で、初日は丸々一緒に過ごし、バギーの使い方、椅子への座り方、だっこの仕方もあれこれ伝えつつ、さらには、保育士さんの無茶ブリで、キャラに反して『あんぱんまん体操』を一緒に踊らされる母(涙)



そして今、息子は『給食』の段階までステップアップ。


保育園はもちろんだが、『自分以外の誰か』に預けるにあたり、一番の難関なのが、『食事』だと思う。


息子のように、『食べるには食べるが、あまり上手じゃない』場合、いつも通りの『お母さんのやり方』じゃないと食べない事が多いのだ。一体どんなコツがあるのかさえ、当本人の母には分からないのだが、実際息子も、大学病院に入院している時はなかなか食べず、看護師が困っていたらしい。主治医殿も、保育園に入るにあたり、その事を気にしていた。


保育園側も、『お母さんは看護師だから、もともと食事介助に慣れてるし、きっとコツなんかも頭に入ってるんですよ…』と心配していた。


しかし、母は『いやいや、看護師より保育士の方が、食事介助は絶対うまいハズだ』と内心思っていた。


人によるのはもちろんだが、看護師は、食事介助をするものの、手技がうまいのかと言われたらぶっちゃけ微妙だと思う。そもそも食べることが出来ない方へのアプローチならまだしも、食べられる方に対する介助となれば、特別上手いとは言い切れない気がする。ただ、誤えんに対する対応がすぐできるというだけで、食べさせる事自体はフツーのお母さん達と変わらない。だったら、圧倒的な場数を踏んでる保育士さんの方が、子供への食事介助は絶対上手い…そう思っていた。←誤えんのリスクが低い場合だが。


実際、食事介助に付き合ってはみたものの、少し助言しただけで、保育士さんからご飯をモリモリ食べられた息子。


こんな感じで、少しずつ前へ進む慣らし保育。そんな中、ふいに主任保育士さんに呼び止められた母。


『お母さんが作ってくれた資料を、保育園全体で共有したいのだが、他のクラスの保育士にも渡してもいいですか?あと、他のクラスの保育士も、たくみ君をダッコしたいと言っている。そして、たくみ君のような子とのふれ合い方を、保育士全員で勉強させてもらいたいんですが、良いですか?』



………( ̄ー☆!!




母『もちろんですとも!もちろんですとも!是非、やっちゃって下さい!皆でこねくりまわして下さい!』←鼻息荒い。



…そして是非、次へとつなげてくださいね←この一文はまだ胸のウチ。










負けないぞ~!!







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