年が明け、正月気分もそろそろおしまいな今日この頃。缶ゴミの日だけが来週までなくて、酒飲みなワタクシがいる我が家は、空き缶ばっかり増えて、その置き場に困っている母ちゃんです。


年が変わると、意識しはじめるのが『年度末』な訳で…



変わるわけです。あっちでもこっちでも。



『役員』が。



もれなく、先日、大姉&小姉の習い事の、来年度の役員決めがあった。基本的に、『役員は1人1回はやる』というのが、習い事だけでなく、子供会や学校など、どこへ行っても大原則としてついてくる。『仕事をしているから』なんて理由にならないというのはもう当たり前な時代、みんなあれこれ調整しながらなんとかやっているというのが現状なんだという事くらい、よくわかっているのだが…



それでも出来ない人って、いる。



その習い事の役員決めでも、1度もやっていない人達が集められ、話し合いがもうけられた。


その中から立候補してくれる人がいれば、それはそれで良いのだが、今回はそうではなかった。そうなると、流れ的に『自分はなぜ出来ないのか』を皆に説明することになり…


それらを聞いて、『それなら私が』という人が出てくる事を期待しての事だったらしいのだが、話を聞いているうちに、胸が痛むとともに、軽いいら立ちすら覚えた母。


その理由は、『認知症の両親の介護をしていて長時間家をあけられない』とか、『ご飯が一人で食べられない義母がいる』とか、中には『持病があって、体力に自信がない』、『自分が癌を患った』なんて方までいた。もちろん母は、息子が俗にいう脳性麻痺で、つれて歩くにしても身軽に動き回ることが出来ない、体調を壊すことも多い、引き受けたところで、結局迷惑をかけることになるかもしれないと、打ち明けたのだが…



話を聞いていくうちに、思った。



『なぜ、こんなことを大きな声で打ち明けなければならないのだろう。』と。



母は、『いつかみんなに話しておきたい』と思った事を話すチャンスではあったが、できれば人に話したくない方だっていただろう。もしくは、まだ人に話せるほど強くない方だっていただろう。



なのになぜ、大して仲良くもない人に、わざわざ自分の身の上話をしなければならないんだろう…


子供が成長するにしたがって、学校や地域のイベントに参加するようになった時、『自分が役員を出来ない理由』を皆に知ってもらうのは大切だと思う。役員になった事がある方からすれば、1度もやっていない人がいれば、きっとよくは思わないだろうからだ。


でも、新しく入ってから月日が流れて、それでも1度もやっていない方々は、『やりたくない』訳ではなく、『どうにもならない事情』を抱えてるんじゃないか。習い事のように、絶対数が少ないところほどそうだと思う。それなのに、その人達を集めて、『この中の誰かがやるしかないんです』って、それはどうなんだろう…。


そんな時、輪の外で談笑している『すでに役員を経験済み』のお母さん達の姿が目にとまった。


あなた達と境遇をとりかえてくれれば、役員だってなんだってやるのに…と思いつつ、振り返ると、伏し目がちな『役員未経験お母さん』達の姿が。



そんな姿を見てついに言ってしまった。


『この中の誰かがやらなければいけないなら、私がやります。』と。



そして、『来年は役員選出の仕方をもう少し考慮してください。来年もまた、同じ方々を集めて、同じことを話さなければならないという状況にならないよう、配慮してください』と。



すると、まさか私が立候補するとは思っていなかったのか、『本当に大丈夫ですか?お子さんのお世話をしながら…できますか?大変じゃないですか?』との言葉が。




その言葉を聞いて、『もうさぁ…なんなんだよヽ(`Д´)ノ!!』



と、心で叫んだ母ちゃんです。




負けないぞ~!!








































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