石井町で子ども達にそれぞれの文化活動を
通して社会教育をしている先生方8人は
空手・箏・テコンドー・コーラス・けん玉・スポーツチャンバラ・尺八・ダンスなどなど
多方面で活躍しております。
この中で、初めましての方は
5人の先生方でした。
石井町で地域活動を通して
知り合った3人の先生方は元より
よく知っておりましたので、
何も緊張することはなく
お話をさせて頂きましたが、
やはり初めましての人とお会いするのは
緊張するものですね。
企画書を片手に各先生方にアポをとり、
皆さんとお会いすることになりました。
団体によって新型コロナウィルスの影響は
様々でした。
ある団体は
「練習を自粛している間に、生徒が減ってしまい、やる気も落ち込んでいる」
とおっしゃっていました。
ある団体は
「練習がしたくてしたくて、たまらないのに出来ないから、とても悔しがっている」
とおっしゃっていました。
ある団体は
「練習は対策をとれば、そこまで気にしなくて大丈夫。大会や検定も中止になっていない」
とおっしゃっていました。
活動内容によって、影響の出方は
全然違うことをしりました。
新型コロナウィルスの影響があったから
このイベントを発足したというのは
間違いではありませんが、それは時期が
早まっただけのことであり、
大きな目的の1つに「他文化交流」があります。
例えば、空手をずっと頑張っていた子は
空手の大会で、空手の試合を見るでしょう。
しかし、そんな子がテコンドーを見たとき
どう感じるでしょうか?
「こんな武術もあるんだ!」
「あの技、空手にも使えるかも知れない」
「空手が最強と思っていたけど、テコンドーも強そうだな」
など、色んな感想がうまれると思います。
それは新たな発見であり、価値観や視野の広がりに繋がります。
そんな大会にしたいという想いを
先生方にぶつけました!
正直、企画書としては穴だらけだった
と思います。
けれど、行動しなければ進まないと思っている僕は、とりあえず町内で頑張っている先生に
相談しようと思いました。
各団体の現状と、このイベントにニーズは
あるのかどうかです。
すると、内容をしっかり見て
色んな意見を出してくださいました。
先生がたのところに何度も伺い
内容を揉んで揉んでしました。
当初考えていた内容とは
見違えるほど改善されていきました。
しかし、ここでネックとなってきたのは
クラウドファンディングでした。
クラウドファンディングに対して
あまりいいイメージを持てない人も
実際の問題としていました。
「子供を使ってお金集めをするのはやはり
良くない気がする」
という意見です。
現在、文武舞にむけて、団体紹介のため
各団体の紹介動画を作成しています。
もちろん、この意図には
「この子達が出場するイベントを作るのに
クラウドファンディングの協力をお願いします。」
という、考えも含まれています。
イベントをするのには、やはりお金は
必要最低限かかってきます。
石井町青年団がイベントをするときは
毎年、町に補助金申請をします。
夏祭りについては、実行委員会で
補助金と協賛金集めを行っています。
始めは、協賛金回りを行おうと考えました。
しかし、新型コロナの影響は
商工店にも大きくかかってきています。
そんな中、協賛金のお願いに行くのは
とても厳しいのではないかと言う意見も
頂きました。
もちろん、その手段を捨てたわけでは
ありません。
しかし、第一選択には上がりませんでした。
分母数を増やすためにはどうするか、
このイベントを周知し、応援してもらうには
どうするかを考えました。
そんな中、僕の回りには
クラウドファンディングを行う人が
何人か出てきました。
そこで、僕はこの方法はどうかなと考え
挑戦することに決めました。
来年になれば、もっと余裕をもって
手段も広く考えてとれるかもしれません。
しかし、今年で卒業する子や
今年が初めてだった子にとっては
今年と来年では遥かに違います。
今年の子達を取りこぼしたくはありません。
だからこそ、クラウドファンディングは
大きな味方になってくれると信じようと思いました。
このイベントは既存のイベントは
遥かに様式が変わります。
その分、先生にかかるであろう負担も
大きくなります。
そのため、先生の協力は不可欠となります。
さて、最終的に出場して下さる団体は
6団体となりました。
もちろん、退かれた団体も
応援はしてくれています。
本当です。
次に必要になってくるのは、保護者の同意です
クラウドファンディングやSNS、当日イベントがネット配信となると、必然的に不特定多数の人に子どもの写真や映像が全国に流れるということです。
今の時代の若い子は
そこに対して、あまり抵抗を感じていない
子達が多くなりましたが、
保護者からすると怖いものです。
しっかり説明をして、理解して頂くことが
不可欠でした。
続く