藤井風さんの「満ちてゆく」
という曲が素晴らしすぎて、
最近ずっとリピートして聴いてる。
この曲の中に、
「手を放す、軽くなる、満ちてゆく」
という歌詞があって。
一見、手を放すと満ちていくというのは、
ちょっと矛盾しているように思えるよね。
普通に考えれば、
愛する人と離れる悲しみや、
望まない現実への落胆や、
さまざまな執着やエゴを手放していった先に
何かが見えてくる、
愛や豊かさがやってきて満たされる
そんなイメージになるかなと思う。
確かに、流れ的にも体感的にもそうなんだよね。
でも、思うのは、
ホントはどこかからやってくるのではなく、
もうすでにあって、
常に満ちているんだということ。
こうあるべきという思考によって
視界が曇っていた、濁っていた、
ただそれだけのことで。
ホントは、もうすでに、今この瞬間に、
愛や豊かさで満ち溢れてるんだよ。
執着しきって感情を味わいきって
ふと意識が軽くなった時に、
視界が開けて全体が見えてくる。
それがこの歌詞で言う
「満ちてゆく」瞬間になるのかなって思う。
大切な人を失ったり、
もう二度と会えなくなる悲しみや寂しさを
強く感じることができたのは、
自分と他人、この世とあの世、
の境界線が明確にあると、
みんな当たり前のように信じてきたから。
でも、私たちは元々、
境界線などは何一つなく、
片時も離れてなどいない。
もうすでにみんなつながっている。
今ここで。