皆様
お立ち寄り頂きありがとうございます。
心理カウンセラーtomoです。
昨年から今年にかけて、発達障害、アスペルガー障害、ADHD、統合失調症など、大人になってから発症している方々と接する機会があり、それぞれの特徴を目の当たりにすると、やはりそこには、障害だけではなく、自身の自我と、脳と、インナーチャイルドの因果関係があることをつくづく思うのです。
ある20代前半の女性。
発達障害は子供のころからの発症だったとのこと。
当時、幼少の頃から学校のお勉強についていけなくなったことを、ご両親がいち早く気づかれ、とにかくお勉強だけはできるようにと、あらゆる投資をしてくれたそうです。(塾通いから家庭教師まで・・・習い事もヴァイオリンを13年習うなど・・・)
ご両親も熱心でおられたことと思いますが、そのご両親の思いに答えるように、ご本人も、ものすごく頑張られたのだと思います。
その頑張りの甲斐あって、お勉強は得意分野の一つになったそうです。
大学も推薦で有名女子大学へ進学。比較的楽しい大学生活だったとのこと。ただ、バイトは一切せず、(ご両親からも、人と接することは無理をしないでいいとのことだったそうです)
卒業後、社会で、初めて働き始めてからが、「毎日生きづらさを感じている」とのことでした。
悲しいかな、学生時代はお勉強ができれば、ある種の免罪符なんですが、社会にでると残念ながらそうはいきません。
仕事が覚えられない。
ケアミスがとにかく多い。
コミュニケーションをとるのが難しい。など・・・
いわゆる、環境が変わったことで、幼少の頃からの発達障害が発症している様子でした。
ヒアリングしていくと、彼女のよさがどんどん見えてきました。
まずはとても素直であるということ。
そして、些細なことにも、自然に「ありがとうございます」と即座に口から出る姿から、お育ちのよさを感じました。
仕事場での話を聞くと、なかなか過酷な環境を余儀なくされていることも見えてきました。
本来、新人教育なるべきものが、組織として用意されている、もしくは、社会人としての経験値が高い人が、側にいて、丁寧に育ててあげる、教えてあげる環境が、新社会人には必須だと思うのです。
少なくとも、ダンサーになる以前に、組織で働いた私にとっての環境は「新人研修」なるものがありました。
しかし、残念ながら、彼女が選んだ企業様には、そういったカリキュラムは皆無・・・
まさかの放置・・・で月日だけが過ぎていったそうです・・・。
元来、「頑張り屋さん」かつ「我慢強い」彼女は、なんとかできることは自分で頑張ろうと、努力をしてきてはいるのですが、なにぶん発達障害の特性が、いたるところに顕著に表れてしまうため、日々疲弊しながら過ごしているとのことでした。
カウンセリングをするたびに、初めは、とにかくポロポロ涙を流しながら(今まで封印してきた感情をすべて洗い流すかのごとく)
生きること自体が、日々辛いと話していた彼女が、回をかさねるごとに、笑顔を取り戻し、短期間にどんどん脳がバージョンアップしていく様子を目の当たりにしました。
やはり素直さは武器だと感じた瞬間でした。
そして、最後は希望を持って、未来に向かって、自分の可能性を信じようと前向きに進もうとしている姿に、理屈なしに応援する気持ちでいっぱいでした。(内心、親心にもなっていたかもしれません)
今の時代、発達障害やアスペルガーの方々は珍しくなく、そういった方々専門エージェントや相談窓口があるくらいです。
先日、NHKの特集で発達障害の小学生がユーチューバーになっている記事を目にしました。
発達障害であることを病院の先生から告知されたお母さまは、当初、絶望され、またご自分をひどく責めたりもしたそうです。
しかし、発達障害の我が子はいたって元気。また中でもひときわカメラを向けられると、嬉しそうに、楽しそうに自分を表現する姿に、娘の得意分野を見出し、その姿を動画として配信することをはじめたそうです。
まさにあらゆる人に可能性というものは用意されている
そしてその可能性は∞である
そんな可能性に気づくきっかけのお手伝いを、脳科学や心理学のメソッドを使って、分かりやすく、お伝えさせていただいてます。
ご興味ある方、どうぞお気軽にコンタクトくださいね。