大分
ダンススイミングクラブを発足した当時。
将来的な悲願として掲げていた目標。

「沖縄からシンクロ選手を出そう!」

その目標をこの4名が達成してくれました。



大分県・別府市にて開催の
「全国JOCジュニアオリンピック夏季九州予選会」
に出場。

本来の目標である12月のオーロラから前倒すこと半年。
この短期間の準備で無事に大会を終えました。
正直、どうしようもないほどの最下位を覚悟していました。
しかし、結果としては決して恥ずかしくない堂々とした演技でした。



まずははなちゃんとゆいちゃんのフィギュア。
非公開の緊張感溢れる雰囲気の中、しっかり実力は出せたと思います。
正確さと高さ、キープ力。
いろいろな面で実力不足なのは否めませんね。



ルーティン競技はひまりちゃんのソロからスタート。
とても堂々とした美しい演技で泳いでくれました。
それはもう綺麗でしなやかなひまりちゃんらしい演技でした。
練習不足もあったかもしれません。
しかし、さまざまなこととの両立でここまで仕上げたのは立派です。
たった週3回の練習でここまでできるんですね!



続いて天方姉妹のデュエット。
スタート早々しょうちゃんのノーズクリップが外れるアクシデント!
予備を演技中に着用する余裕もなく。
ひまりちゃんとの演技を一切止めることなく泳ぎ。
そのまま最後まで泳ぎ切った姿は選手として立派に自覚あるものでした。
きっと悔しかっただろうし、きつかっただろうと思います。
涙あふれる顔で演技を終えましたが、起きたことは仕方ないですね。
でもきっとこの悔しさは今後のしょうちゃんにとっていい経験になったことでしょう。

他県の先生からは
「万全で見たかった」「とても綺麗だったのでもう一度見たかった」
そんな声を頂きました。

ひまりちゃん同様いろいろなハードルがある中を両立してくれました。
しょうちゃんに関してはまだバタフライも練習中の泳力です。
それでここまでできるのは本当にすごい。
こんなふたりがしっかり努力してきたことはみなさん気づいてくれているんですね。
そういう意味では本当にいい経験でした。
このアクシデントを乗り越えて、強くなってください。



最後ははなちゃんとゆいちゃんのデュエット。
波之上スイミングスクールとしてはJOにチャレンジでした。
まぁそんな目標は初出場選手にとっては重荷なだけで。
ふたりにはデビューの舞台の感触を味わって欲しい。
そんな思いで送り出しました。

演技はいつも通りのびのびと披露できました。
しかし、コーチの評価としては同調性に欠けていた印象ですね。
少しのズレが大舞台ではかえって大きく見えてきます。
もっと細かく、もっと緻密に合わせていかないといけないなと。
これはやり込まなきゃできるようにはならない。

しかし、今の二人には「やり込める」体力がないのが正直なところ。
まずは基礎となる体力と泳力をしっかりつける。
これが今後の課題ですね。




今回の大会を通して、さまざまなことを学びましたね。
「見て学ぶ」「感じて学ぶ」
これこそが最も重要なことで。
大会に出たことで今まで知らなかった世界の扉が開きました。
この扉の中の世界をどれほど自分にとってプラスに活かせるか。
それが今後の成長に必要なことになるんじゃないかと思います。







正式は結果は主催者よりまだ発表されていません。
はなゆいデュエットはおおよそ全体の6位かと思われます。
天方姉妹はオープン参加のため順位づけはありません。

しかし、とにかく!
シンクロデビューおめでとう!

今の4人は、あの頃憧れた世界にいます。
そういう意味で4人は今、憧れられる存在になりました。
今回の試合で学んだことを生かし、後輩たちを牽引する素晴らしい選手になれるよう成長を続けてください。



4人がいたからこのクラブはここまで来ることが出来ました。
本当にありがとう。











※無事デビューを果たしたので「めざせシンクロ!」カテゴリーはアーカイブにします。