こんにちは!

ヘルシーボディトレーナー中原由美です。


出産によって変化する身体のしくみを知ろう!NO.1
『子宮のはなし』



産後の子宮は、6週間ほどかけてゆっくりと回復します。

傷ついた子宮には、回復期間が必要不可欠です。





【妊娠中の子宮】

妊娠していない普段の子宮は、
鶏卵ほどの大きさです。


妊娠すると、胎児の成長とともに徐々に大きくなります。

妊娠後期の子宮は、長さ約5倍、重さ約15倍にまで大きくなり、

容積は、なんと、500~1000倍になると言われています!


驚愕の順応性。
想像を遥かに超えてしまっています。。。

体内の一器官が、
1000倍の大きさに膨らむんですよ???目

なんてダイナミックな変化でしょう!



子宮は筋肉でできており、

人間の身体の中の筋肉で一番伸縮性があり、

非常にダメージに強い筋肉だといわれています。


でも、常に驚異的な伸縮性があるのではなくて、

分娩時に備えて放出されるホルモンの働きによって、

一時的に柔らかくなり、

出産が近づくと、赤ちゃんが通りやすいように、

子宮や膣はマシュマロ状の柔らかさになるのだとか!



驚くべき、母性の機能。。。母って、凄いですよねかおラブラブ



【出産後の子宮】

一時期は、胃のすぐ下まで大きくなった子宮。

実は、
赤ちゃんが体外に出たからといって、
すぐに元通りになるわけではないのです。

出産したら、すとーーんと元のお腹に戻ると思っていませんか?


そんなに簡単ではないんですよ!

なんせ、1000倍に膨らんでいたんですからね!ドクロ


分娩直後は、
子宮が、へそ下指3本分くらいまで急激に縮みます。

数時間後、
再びへその下あたりまの大きさになります。

その後、
6~8週間かけて、元の鶏卵大のおおきさに戻っていくのです。


また、
胎盤がはがれた後の子宮内膜から排出される
出血や残留物を
悪露(おろ)といいます。


悪露(おろ)の色や量は、
子宮の回復具合の目安とされます。

悪露は、
分娩直後は血液成分が多く含まれていて鮮血の色。
量も多いです。
2~3日でだいぶ落ち着きます。
産褥1週目には褐色、
2~3週目には淡い黄色になり、量も少なくなります。
4週目くらいには、白色のおりものになり、
6週目には出なくなることが殆どです。

鮮やかな鮮血色の悪露が2週間以上続くような場合は、
すぐに病院で受診しましょう。


出産直後に、
陣痛に似た強い痛みを感じることがあります。

これは後陣痛とよばれるもので、
胎盤がはがれて傷ついた子宮内膜を止血するために
子宮が急激に縮むために痛みが生じる現象です。

後陣痛は、子宮が元に戻る際のサインのようなもの。

子宮が、もとの大きさに戻るまでには、
個人差がありますが、
第二子以降の出産の方や
母乳育児をするママは回復が早い傾向にあるようです。

これは、母乳を出すためのホルモンが、
子宮を収縮させる作用をもっているからなんですよん^^)
第二子以降の出産では、一度伸び縮みしているし、
母乳の出も初産のときよりスムーズなのでね。



ちなみに、余談ですが、
私は、と~~~っても、子宮の戻りが早かったようで、
お医者さんも驚くスピード!!で、
研修医さんがお腹さわらせて~とやってくる程でした^^)/笑





どうでしょう?
あなたの知らない世界はありましたか???

産道や子宮の傷は、
赤ちゃんを産む時に
筋肉に細かな傷がつくだけではありません。
(これは、筋肉痛みたいなもんで、可愛いもの。。。)

「胎盤」という、
ひとつの臓器がはがれ落ち、
そこが傷として残るのです。。。叫び

傷の完治には、およそ6週間程かかります。

これだけでも、十分に、
産後、間もないママは、
療養しなければならないこと、
休養が、
寝て休む事が、
大事だということがわかりますね!!!




それでは、次回は、実は一番重要かもしれない、ホルモンのおはなしです!
アデュー!