こんにちは。

ママのためのダンスでつくる美しい身体 産後ボディケア講座
ダンスインストラクターのU.miです。




さきほど、「地球に優しい生活」というドキュメンタリー映画を見ました。
見た,といっても、最初の25分。

あっという間にお昼寝から目覚めてしまった娘に邪魔され、最初しか見れませんでした。

でも、冒頭の25分見ただけでも,とっても示唆に富む内容。


NYのど真ん中で暮らすビーヴァン夫妻が2歳の娘と家族三人で、
地球に一切ダメージを与えないノーインパクトな生活は可能か?を、
一年間徹底したエコ生活をして実証実験した軌跡。
これを記録したドキュメンタリー。

食べ物は地産地消、NYのど真ん中で、400キロ圏内で取れたものだけを食べ、

電車も車もエレベーターも使わず、珈琲は飲まず、外食もせず、ゴミも出さず、トイレットペーパーも使わない。

生ゴミはミミズに食べさせ、レンタル菜園で野菜を育て、電気も止めて、冷蔵庫、洗濯機、テレビも無し。

とにかく、自分の価値観で暮らしたい、と、彼は冒頭で語ります。
何が必要で、何が不必要なのか、何も無い、ゼロの状態を経験することによって見つめ直したい、と。


自分自身、今、自分のアンテナをもっともっと鋭敏にしていきたい、と思っていたから、
この映画に巡り会ったのかなって思います。

この夫婦の良い所は、もともとがエコ生活な感じの人達ではないところ。
むしろ、奥さんは買い物中毒、テレビ中毒、珈琲ジャンキー、テイクアウトフードジャンキーだ!と
自分で言っちゃってる、典型的な消費者だと、自らを評価しながら、この実験に参加しているところ。



現代日本は、何でも「ある」のが当たり前。

モノも、食も、情報も、全てにおいて、飽和状態と言っても良い程、過剰に豊かなのではないでしょうか?

これを豊かというかどうかは別として。。。。

『無い』ことに慣れていない人も多いのでは?

何も無いことの静けさや豊かさを、改めて気づかなくては気づけない世の中、

矛盾しているような。。

豊かだから麻痺して気づけないものがあるという不幸せ。

これから自分の子育ての中で、何を一番大事にしたいか??????

なんてことを考えていた今日このごろ、とっても考えさせられる映画でした。





わたし自身は、何にも無い~ど田舎生まれ、ど田舎育ちです。

でもね、それが、わたしというパーソナリティの礎となっているのを、強く感じます。

それをとても有り難いと思うし、何でも買い与えたりせずにいてくれた両親に、感謝しています。

自分には何が必要で何が不必要なのか、自分の一番心地よい暮らしはどんなものか、
自分の生活の中で、一番大切にしたいことは何か、
そういった事が、すべて、田舎暮らしの大自然の中で育ったからこそ、ずっとブレずに心の中に
芯のように立っていてくれる。

我が子にも、そんな芯のようなものを作ってあげられたらな、と思います。


便利さをすべて手放す訳にはいかないし、わたしは全部手放した生活はできないと思う。
でも、できるなら、自分の生活だけを優先するのではなくて、自分の便利さを残しつつも、
限りなく地球にも私たちの身体にも優しい生活がしたい。
大自然が培ってくれるこの肉体、人も動物も自然界の一部なのだと、きちんと実感できる生活、
土に根ざした生活がしたい。
自分の身体を大切に思うように、自分の大切な人を気遣うのと同じように、地球にも優しい気持ちを持てる
人でありたい。
我が子も、そういう人になって欲しいと思う。


映画の続きを楽しみに、娘がさくっと寝てくれる事を祈る母、今日この頃です。



それではまた!