うつ病患者の自殺~ギューッとハグしてあげて~ | ママのうつ病、家族の奮闘記~かーちゃん、うつ病と闘う

ママのうつ病、家族の奮闘記~かーちゃん、うつ病と闘う

第2子出産半年後にうつ病の診断を受けてからはや15年。病と共存しながら健康体を取り戻すべく、試行錯誤で暮らしてきました。
今では通院も服薬もありません。
そんな私の経験が少しでも参考になれば……。

自分の記事をリブログするのってありなのでしょうか?
リンク貼り付けが面倒だったので、この手法を使ってみました↓

KARAのク・ハラちゃんの自殺のニュースやコメントを見るうちに、自分の過去のこのブログを思い出した次第です。


ハラちゃん、うつ病だったという噂がありますが。
その説が本当だったとしたら、という前提でのブログになります。


だとしたら、彼女の「死んでしまいたい」スイッチは、いとも簡単にオン・オフを繰り返していたのではないでしょうか。

「◯日前にはあんなに元気だったのに」
「これから~したい、と前向きだったのに」

という意外・心外だったというコメントがたくさんありましたが、うつ病を患っている人が自ら命を断つときは、きっとそんな感じなんだと思います。

「自殺なんてするもんじゃない」
「死ぬなんてだめだ!」

こんな心のストッパー、うつ病の人だって持っているのですが、如何せん、そのハードルが低いのです@@ アセアセ
そして過去のブログにも書いたように、そのハードルの支えの足先の向きは、パタンと倒れやすく、進行方向とは逆向きに置いてあるようなものですから、周りの健常者から見たら、
「え゛っっっ?!」
とびっくりするほど簡単に、自殺行為に走ります。

何を隠そう、かーちゃんも最近まで、
「死んでしまいたい」
と思う瞬間が時々やって来ていました。
そしてこれから先も、きっと何回も来るんだと思います滝汗滝汗

理由なんてありません。

ちょっと落ち込んだ。
ちょっと悲観した。

・・・・たぶんそんなことだったと思います。
って言うぐらい、

覚えてもいないレベルのきっかけですポーンポーン


でもそのたび、死なずに今も生きています。
たぶん、そのたびリカバーできるぐらいの回復に至っているのだとは思いますが、うつ病真っ盛りの最悪の時には、本当に

運良く生き延びていただけ

です。

夫であるとーちゃんも救いようがなく、死にたい衝動に襲われるたびに飛び降りようとして、マンションの高層階にかけあがり、その体力消耗で我に返って、死にたいエネルギーを放出しては助かって・・・の繰り返しでした。
本当に、マンションの低層階に住んでいたから助かったようなものです。

「誰か救えなかったものか」

と、ハラちゃんを悼む声がたくさんありますが、かーちゃんも残念です(T^T)
KARAの中では、ハラちゃんがピカイチ目を引いてキレイでした。
でも、うつ病患者の死にたいエネルギーは、周りが予測できないくらいのきっかけで、予測できないくらいのパワーで、オンオフを切り替えてしまいます。
家族ですらどうにもすることができません。

では何ができたのか。

かーちゃんにとっては、夫であるとーちゃんに、何も言わずにただギューッと抱き締めてもらうことが、何よりも落ち着きました(ちょいとテレますがアセアセ)。
何かを耳にする五感の受け皿も飽和状態ですから、無言の抱擁が一番効果ありました。

ハラちゃんにも、誰かそういう存在の人がいれば違ったのかな、とも思うのですが、かーちゃん家のとーちゃんもそうだったように、常に一緒にいることは実質無理ですからね。
ましてや彼女は、男性関係で傷ついたばかりのようでしたしねえーんえーん
不可抗力と言えば不可抗力、運と言えば運、こればかりは周りがいくら自分を責めても、仕方のないことかもしれません。

ただ一つ言えるのは、

うつ病を患う身近な人がいるのなら、
その方を無言でただ抱き締めてあげてください

ということ。

友達でも、伴侶でも、きょうだいでも親子でもいいのです。
ただ、じっと抱き締めてあげてください。

それだけでも、うつ病患者の凍った心・苦しい心は微量でも緩和できるように思います。

ハラちゃんの自殺の原因が何なのかはわからないことですが、もしうつ病によるものだったなら、という前提でお話させて頂きました。

ハラちゃん、天国ではあの満面の笑顔とクールなカッコ良さで、いっぱい歌って踊って、楽しんでください照れ照れ