ただ存在だけしているだけでいい・・・ | ママのうつ病、家族の奮闘記~かーちゃん、うつ病と闘う

ママのうつ病、家族の奮闘記~かーちゃん、うつ病と闘う

第2子出産半年後にうつ病の診断を受けてからはや15年。病と共存しながら健康体を取り戻すべく、試行錯誤で暮らしてきました。
今では通院も服薬もありません。
そんな私の経験が少しでも参考になれば……。

まぁナントご無沙汰だったことか@@!!

夏の引っ越しを皮切りに、毎日やることが多過ぎて、なかなかブログを見るのも書くのも、気が回らずほったらかし!
 
どれだけ慌ただしかったか、ここで羅列するのは見苦しいので、割愛させて頂いて・・・ウシシウシシ
 
 
話改め、先日、高校時代の友人から、電話がありました。
約20年前に会ったきり、ずっと年賀状だけでのお付き合いでしたが、
「引っ越しましたハガキ」を送ったので、連絡くれたのですね。
 
さて、かーちゃん、以前からSNSなどで彼女の様子を見るたびに、うすうす気づいてはいたのですが。
 
やっぱりのやっぱり・・・・・
 
 
彼女も長年うつ病で苦しんでいました。
 
 
しかも、まだバリバリのうつ病進行中ガーンガーン
 
 
結婚はせず、仕事もせず、実家にこもっているのだそうな。
 
かーちゃんのうつ病の話を聞いて、にわかには信じられない様子でした。
 
「だって毎年、年賀状ではあんなにハツラツとした家族写真で何もかも順調に見えるじゃない!びっくりびっくり
と。
 
 
そりゃそーです、年賀状は、毎年
「今年こそは元気な私!我が家に明るい未来を!」
という願掛けをこめているんですもの(*'∀`*)v(*'∀`*)v
 
 
友人は、電話で話しながらも、ボロボロに泣いて涙声でした。
「みんな順調に人生過ごしてるのに、私は何も前に進んでないんだよ。
何もできず、何もせずにただ毎日過ごしてるんだよえーんえーん
40過ぎて、私何してるんだろう。」
と。
 
彼女の気持ちは痛いほどよくわかりました。
 
自分だけが止まっている

 

 

この感覚は本当に苦しいです。

自分は一体何のために存在しているのか。

ただ存在しているだけなら生きていたって無駄じゃないか。

いっそのこと自分なんて消えてしまえばいいのに。

 

この負のスパイラル思考に陥ることは、かーちゃんもしょっちゅうでした。

本当は

 

「そんなふうに思えないときがきっと来るよ。

絶対今より良くはなるんだよ。」

 

と口まで出かかっていましたが、

この時期のうつ病さんには、そんな言葉は気休めにもならない、

単に軽薄に聞こえるだけなので、それは黙っておきました。

 

「何もできなくていいんだよ。

何もできない時なんだよ。

ただ存在しているだけでいいんだよ。

 

と言うだけにとどめておきました。

 

 

うつ病は、状態のよしあし、再発を繰り返しながらも、

その基底線は上がっていく病気です。

同じ精神疾患でも、再発のたびに基底線が下がっていく病気もあるのですから、

うつ病であるだけまだマシ、とも言えます。

 

浮き上がれば撃沈することもある、

でも再浮上するたびに確実に快方には向かっているわけですから、

本当に「存在するだけでいい」のです。

消えてしまったら、快方の先にいる自分はないわけですからねあひるあひる