さて、マンション売却が決まって。
いよいよ次の住居を決めなければいけなくなりました。
2か月ほど住居を探し回り、やっと現在の賃貸マンションが決まりました。
娘達の学校区も変わらず、わりと近場ですみました。
この引っ越しにあたり、まずは持家マンションの売却手続き、残債のローンの手続き、引っ越しの手続・・・・・頑張ったのはすべてとーちゃんでした。
かーちゃんは何をしていたかというと・・・・・
ひたすら、環境の変化からまともに影響を受けないよう、何事も考えないように、目の前の現実をあまり直視していないようにしていました。
つまり、転居先を探すことと、転居先で必要になる家具等を決めることには動きましたが、その他のことについては、何も関与しなかったのです。
オ~~~ルとーちゃんまかせ![]()
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うつ病で以前ほどの収入を得られ仕事はできなくなり
それによって持家の維持は困難になり
やむをえず売却という形をとった・・・
わけですが、この現実がツラくないはずはありません。
恩師のダンスの先生には、
「ヨカッタわねぇ!これであなた借金から解放されるのよ♪病気のこともそんなに気にしなくてよくなったじゃないの」
と言われましたが、そんな簡単なモンではありません。
数年間とはいえ、愛着のあったマンションを出なければならない
今よりもっともっとランク下の小さな小さなマンションに移らなければならない
一度は背負ったローンレンジャーの道を捨てなければならない
・・・・・その現実と情けなさと悔しさと悲しさと寂しさと・・・etc。
そもそも、売却したところで足が出たわけですから、その後数年間は残債が残ったのです。
このときの気持ちは、今でもあまり思い出したくないですし、今でも時折、前のマンションに住んでいる夢を見るのです。
よく、「うつ病の人は、転職や転居など、生活環境を激変させることは望ましくない」と言われますが、思えばかーちゃん、
退職
転居(持家の売却)
という、かなりデカイことをしています。
でも、これはケースバイケースなのだと思います。
退職も転居も、しなくて済めばそれにこしたことはありませんが、それが必要不可欠になってくれば、退職も転居も、選択せざるをえないのだ、といういい例だと思います。
当然、周囲の知り合いからは「ドン引き」されましたし、「恥ずかしい」という思いがあったことも確かです。
ですが、とーちゃんと話し合ったのは、
家があっても、家族が幸せでいられなかったら本末転倒。
「家ありきの家族」ではなくて、「家族ありきの家」、かーちゃんがうつ病でも、みんなが笑って一緒にいられる家庭を維持することを、一番に考えよう。
そう考えて、マンションの売却を決定しました。
残したいのは「家」なのか、「家庭」なのか、ということです。
両方を欲張ると、両方を失う、ということですね。
ちなみに、この時期、とーちゃんは心痛と過労で、激ヤセしておりました![]()
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とーちゃんだって、かーちゃんと同じ思いをした上に、売却の手続きを全て自分で行い、「家を手放す」という現実を、その作業一つ一つを行いながら、ひしひしと実感していたのだと思います。
その現実を直視しなくていいように、煩雑な作業からは外してもらっていたことに、改めて感謝です![]()
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