かーちゃんは、自分が死ぬときは乳がんかな、と漠然と思っている。
何年か前に、母乳が止まらなくて、外科を受診した。
娘2号は既に幼稚園入園前だった気がする。
生後3ヶ月のときに、1か月後に保育園に入れる準備のために断乳したのに・・・。
受診した外科で診断されたのは、明らかにまだ母乳が残っていることと、
「左の脇(リンパ)に、良性の浮腫がある」とのこと。
「・・・・・」
かーちゃんの叔母は、若い頃から胸に良性の腫瘍があって、毎年検診受けていたのに、ある年、たった1年でその腫瘍が悪性に変わり、乳がんで若くして他界した。
だから遺伝的にも、自分は乳がんで死ぬのかな、と思った。
このとき、外科医の言葉がよろしくなかった。
いかにも
「僕は医者です」
といわんばかりの態度のいけすかない奴だったが、
「良性浮腫をどうしたらいいかだって?
どうしようもないですよ。心配だったら、毎月検査受ければいいんじゃないですか」
と椅子にふんぞり返って言ったのだ
「二度と外科に来たくない」
と思ってしまった。
この医者、後年離婚したようだと噂を聞いて、ひそかに
「ザマアミロ」
と思ってしまった。
人を傷つけたヤローは、しっかり報いも来るんだね、と思った。
そりゃね、女性の患者にあんなセリフを吐く人だもん、奥さんにだってロクなセリフ吐いてないんじゃない?と考えてしまう。
さて、来年は、職場の健診で、乳がん検診の年にあたる。
一応受けるけれど、なんかいろんな意味で嫌・・・。
がんが発覚しても嫌だし、発覚しなくてもなんか怖いな。
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