先週 

同僚クリスティンと DCO(District of Children's Office)を訪問

ケースのDischarge手続きのためだ

父親を逮捕しそこなった後

結局 警官ジャネットと調整がつかず

その娘がしびれを切らし

もういいから家に帰してほしいと言いだしたのだ

彼女の母親もDCOに登場

明らかに彼女に対して腹を立てている

DCOチーフの前で 彼女を責め始めた

母親は父親の味方だった

DCOチーフ チャールズ が母親に

彼女はイノセンスであり

次回同じようなことがあれば

両親ともに逮捕だと 説教し

ようやく 母親もトーンダウンする

結局 彼女は親戚宅で生活することで決着した


本日

他のケースで裁判所を訪問

そこに 会えずじまいだったジャネットがいた


入国当初は ケニア人を勝手な先入観で見ない方がいいと思っていた

しかし 最近は 直感は大切にした方がよいという結論に達している

直感とは 一瞬で知りえた情報を光速で処理し自分に対し利益となるか不利益となるか 

本能的かつ科学的に結論付けるものなのではなかろうか

ウェルカム ファーストインプレッション


ジャネット

異様に細く短く描いた眉

キツネ目に四角い眼鏡

仕事に必要ないであろう

ラメ入りスーツ

ラメ入りバッグ

手首 指 首の アクセサリーの数々

妙な嫌悪感をぬぐい切れなかった


裁判所から職場に戻る際

同僚クリスティンと

ジャネットの話題になる


「ジャネットどうだった?」

「なんか 仕事中なんに いい格好しすぎてるよなあ」

「やっぱり? 実はDCOチャールズが彼女は信用せんがいいって

汚職しまくりで 犯人から金をもらって逃がしてるって」

クリスティンの母親は誠実な警官だったので彼女も正義感に熱く警官を見る目は厳しい


チャールズの話を鵜呑みしたくもなかったが妙に二人で納得してしまった



しかし 次なる疑問が生じてきた

「じゃあ 俺ら誰を信用したらいいんやろ?」

「ハクナ(誰も)!」

この回答も 悲しいかな 納得できた

クリスティンは続ける

「誰も信じちゃいけんけど 神様だけ信じていいわよ」

「That's Africa. That's Kenya.」


じりじりの太陽光線

少雨季が終わり

暑さ真っ盛りである





今回も生粋のケニアンソング

通勤途中にあるガラクタ屋には

似合わない巨大なスピーカーが店頭にある

そこから爆音で

さまざまな曲が流れている

先日 通過の際

非常に心地よい重低音が聞こえていた

曲名が知りたくて

初めて立ち寄ってみた

ガラクタ屋ではなく音響機器専門の修理屋だった

一見古めかしいステレオは

SDカードプレイヤー内蔵と高機能

「今の曲はこれだよ」

とおっちゃんが気さくに教えてくれた

携帯電話でブルートゥース使える?

????

ブルートゥース機能はついていたのだが

実は何に使うのか知らなかった

携帯電話同士でデータを送受信でき

無料でお勧めの曲を受信させてもらった

きっかけの曲がこれ

クラブ好きの同僚クリスティン

この曲を聴かせると

やっぱり知っていて

数年前から流行っている曲よと

体を揺らす

好みのアフリカンソング

どれだけ見つけられるかなあ
日本人はメンテナンスに強いイメージがあるのだろうか

窓を修理したり 靴箱をつくったためか

日用で 困ったことに関して オファーされる傾向がでてきた


台所流しの排水管の修理

金属管の腐敗と子どもたちの粗い使用により

水浸しに

「ここの娘たち 化け物よ」

ハウスマザーの言う通り

どうやったらこんな壊れ方するのか

結局 修理する材料も十分でないため

ビニル袋とビニールテープで

応急処置

応急処置は永久放置?

次の大事に至るまでさわる気配なし


先週 DVDプレイヤーを修理してほしいと頼まれる

なんでもかんでもできるわけない

でも子どもらがどうしてもといった表情で見つめてくるので

見るだけならと寮舎にいく

そもそもDVDプレイヤーがあるのは贅沢でないか

自分が持ってない僻みもあるのかつい批判的になってしまうが

彼女たちが許可されているものは クリスチャンDVD と アニメのみ

保護という名の軟禁状態の中で

情報の偏りは否めないものの

彼女らにとって数少ない娯楽の1つなのだろう


どれどれ 状況拝見

引き出し型のタイプで 引き出しが旨く開かなくなっている


いつ購入したのか?

5年前

もう十分使ってきたのだろう


日本でもこの手の故障は引き出し型CDプレイヤーでよく見かける

引き出し部分に使われているゴムが老朽化し

旨く伸び縮みしなくなっているのだ

そのゴムを交換すれば治るが

工賃が高いため

日本では新しい商品を購入することを勧められる


もう寿命だよ

と言ったところで

聞く耳は持ってくれない


今回修理に使用したもの

三角定規

スプーン

とにかく引き出しをこじ開けることから始める


開いたのは開いたが

旨く閉まらず作動しない(閉まるはずない)

無理矢理 閉めても 旨く噛み合わないようだ

もう無理なんだよ

といっても

子ども達の未練たらたらの表情に背中を押され

試行錯誤

毎回閉める前に引き出しを少しひっぱり

CLOSE ボタンを押せば

なんとか作動するようになった

子ども達 歓喜

でも

これも

応急処置なんだよなあ

ケニア人は故障したものを修理してないのに

時間だけ経過して修理したことにして代金をもらってとんずらすることはよくある

本ケースも似たり寄ったりか

延命措置にすぎないため

ちと後ろめたいが

お礼にチャイとできたてチャパティを

ごちそうになり

寮舎を後にしてしまった