Dancer Abedas in Meru, Kenya  ダンサー あべだす いん めるー けにあ
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毎週土曜 放送されている ウェディングセレモニーのプログラム

多感な娘たちは うっとりしながらそんな番組ををみて浸っている

いつか あんな結婚式がしたい

まるで一昔前の日本のトレンディードラマのように 結婚式がゴールインで

あこがれの対象なのだろう


理想と現実

建前と本音

激しいギャップ
 

ダラカ訪問の際 同僚デイビッドの実家に滞在した

家主は75歳のお祖母ちゃん リスパ 現役ドライバー

そこで生活しているのは

同僚の弟 ムトゥマ  セカンダリーの生徒
従兄   ムゾミ   プライマリーの先生 20代
従弟   アレックス プライマリー 5年生
伯母   カラオケ  家事手伝い
祖母の妹 マケナ   寡婦 

血のつながりはあるものの不思議な集団

そこには4つの離婚があった

① デイビッドとムトゥマの親
  ムスリムの旦那とクリスチャンの結婚 
  母親がムスリムに改宗したが出戻る
  母親は祖母宅近くに住んでいる

② アレックスの親
  デイビッドの家系はセブンスデーと言う宗派で
  積極的に食事や嗜好品を制限している
  酒好きな母親 蒸発

③ カラオケ
  ムゾミの話によれば理由は不明だが実家に戻り離婚は成立しているとのこと

④ リスパ
  沢山の子どもがいるが働かない旦那を見放した模様 

当然ながら彼らの会話から お父さん お母さん という 単語はあまり聞こえない(カラオケくらいが リスパを呼ぶ時だけだろう)

お祖母ちゃん リスパ が ビッグマザーなのだ

まるで 施設 グループホームを彷彿させる


サバイバル 生きる術

親はいないが ホームと言うコミュニティが 存在していると言うべきか

一緒に生活をすれば それは ホームメイト 家族 と呼んでいいのかもしれない


ふと思い出したフレーズ

No marrage no divorce

これは日本の同僚がブロークンファミリーの多い子ども達に

エンパワメントとしてよく使っていた言葉だ


社会学?哲学的?

思考があちこちに飛ばされる


とにかく 彼らは たくましく人生を謳歌しているのだと思う