障害ははたして障害か? | Akiのブログ

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あっという間に7月で、本当に月日の流れるのは早いですね。

ところで、障害という言葉は、障って害がある(さわってがいがある)というように書く。

しかし、本当に差し障るのか?害なのか?

その答えは最近難しいと感じるようになった。

その20年位前は、disable, disability,という言葉で障害ではない、

ちょっと能力が足りないだけ、能力が不均等であるだけ、などの意味を含んだ。

しかし、近年の義足、義肢の発達を見ると、反対に超人ができつつあると認識できるのだ。

足に義足をつけるだけで、身長をコントロールできる。

ロッククライミングなど、用途に応じて、手足を便利な形の義肢に変えられる。

そんなプレゼンを見たら、もうオリンピックよりパラリンピックの方が

記録が出るのは当たり前になるのかもしれない。


さて、この映画"Mercury Rising"は7才の子どもが解けるはずのない暗号を解いてしまうために
命を狙われるという内容であるが、その子どもが、自閉症障害児であり、その役を演じたのは、
ミコ・ヒューズ(Miko Hughes)である。

このミコの演技は素晴らしく障害児の特徴を表現できているので、
どのように演技を覚えさせたのかを、記者会見で話題になるほどであった。

これを見る限り、この子役も素晴らしいが、人間の可能性を追求している映画のセリフに
心惹かれる部分があった。

「障害者は、障害ではなく、情報に敏感すぎて、パニックを起こすのです。」
つまり、情報が受け取れないのではない。多すぎるのである。

障害があっても、そこには特殊能力があり、暗号を解いたというりは、
ぱっと絵を見るように理解できたんだ。」

つまり、見ただけで、そう書いてあるとわかるのだ。
そのようにしか、見えない。

障害と思われるものが、脳の機能のリミッターを外して、
脳のフル活用をさせることで、常識外の能力を発揮する人たちがいる。

まだまだ、私たちはなんにも分かっていない。

意識がないとされた人も、実は硬直した足の親指だけで、瞬きだけでとかで
家族が丹念に看ていくことで、コミュニケーションが可能になった例もある。


これから、もっと人間の神秘が脳科学の分野の研究により明かされるだろう。