ぴのこは、気持ち悪い旅館に2泊した。
それは、ただ、荷物を持って移動するのが面倒だったからだ。
朝、気持ち悪い婆さんに叩き起こされた。
「 お客様、朝食の準備をしますので起きてください。 」
時計を見ると、朝の7時前だったのさ。
朝食を済ませると、婆さんがバスに乗って、観光に行けと言う。
え??
どこへ??
無理やり、天草行きのバスをススメられたのさ。
婆さんいわく、昼間、旅館にいて欲しくないそうだ。
なんだ、そりゃ。
地図を見ると、天草という場所は、小さな島が沢山ある。
バスに乗って、遠い、遠い。
一体、ぴのこは、どこまで行けばいいのだ?とバスに乗った。
そうだ!天草士郎を見に行こうってね。
友達が言っていた、カリスマ美少年と言われた、天草士郎時貞。
美少年という言葉で、ぴのこは、即決めをしたのさ。
美少年は、見ておかねばと。
ぴのこは、遠い場所まで、えんや~こ~ら行ったのさ。
というか、婆さんが行けと言ったのもある。
ぴのこは、天草と長崎の間にある、イルカ・ウォッチングにも行った。
本当は、沖縄でイルカと泳ぎたかったが、
季節的に、イルカに会えるホテルが、べらぼうに高かったので断念した。
せめて、天然のイルカちゃんを見よう!というコース。
船には、子供連れの家族、カップル、変な人ぴのこ。
これは、行って良かったさ。
子供が、うわ~!イルカが来た~!!!と叫ぶのを、押しのけ、
どこだ~!!!と、ぴのこは、写真を撮りまくった。
子供なんか知らんと夢中で写真を撮りまくったのさ。
もう、水族館のイルカショーは、見れないわね。
自然の中で泳ぐイルカちゃんは、素晴らしかったのさ。
ここで泳ぐイルカちゃんは、100年以上、人間と共に生きているそうだ。
人間が怖いと思っていない。
走る船の波を、イルカちゃんは、波より高く飛び跳ねてやる~と思っているそうだ。
イルカちゃんの群は、飛びまくっていた。
かわいい。
そして、ヤッべ。
カリスマ美少年と言われた、天草士郎展に行かねば。
ぴのこは、またバスに乗って必死で辿りついたのさ。
すみませ~ん。
ぴのこ、全く、歴史わかってないんですけど~~どういう事~~?
「 初めに歴史のビデオがあるので、観てください。 」
う~~~ん、いいね~~~
ぴのこは、歴史のビデオを観ている内に、涙が、つつーと落ちた。
歴史の内容で泣いたのではない。
わからないフィーリングが、ぴのこに降りてきて涙。
何なんだろう・・・・・・ぶつぶつ
こういう事って、初めてなんですけど~
そして、天草士郎の銅像を見たのさ。
さほど、カッコ良くな~い。
ぴのこは、バスの時間もあり、博物館を出たのさ。
そして、気持ち悪い旅館の婆さんに電話をした。
今、バスを待っています。
すると、婆さんが発狂をした。
「 そんな遠い所にいるのかー!!! 」
えええ!!!
お前が行けと言ったじゃね~かよ!
それに、着くのは、7時過ぎだというのに・・・・・・・・
すみませんね~夕食の時間が遅くなってよ~
だから、早めに電話しているというのに、こえ~な~
金払って、気を使う旅館ってあるかね?
イライラ~とする、ぴのこは、バスに乗ろうとした。
確認の為に、行き先があっているか、聞いた。
バスのおっさん。
「 知らね。 」
ピシャリと言っている。
出たよ!またこれ。
すると、バスの乗り合い所を掃除していたオバサンが助けてくれた。
このバスでいいんだよ。
く~~~九州の女性~ありがとう~~
そして、また、婆さんに電話をした。
無事にバスに乗って、次は、電車に乗ります。
食事は、7時半くらいになります。
「ああ~~そうですか!一人で帰ってこれるもんなら帰ってきなさい! 」
えええ???
何?その対応。
ひどい言い方をするわ~と思いつつ、駅に行くと、
駅のおっさんが、切符は、降りる時でいいよと言う。
急いで、電車に乗ったのさ。
だが、ローカル線は、アナウンスもなければ、駅に着いても、
ドアが開かない。
ぴのこは、他の乗客に聞いた。
すみません、今、ここは、どの駅ですか?
聞いた人が悪かった。
オッサン。
「 知らね。 」
え??
周りの人、みんなに聞いた。
「 ここが、どこか、わかんね。 」
何それ?
3人以上に聞いたが、ボケた野郎ばかりだった。
そこで、女の人が言った。
「 あなたが降りたい駅は、この次よ。ドアもこの車両は開かないから先頭に行って。 」
やはり、女の方がしっかりしている。
他の男、アホだらけ。
ぴのこは、怒り爆発寸前で、車掌がいる前のドアに立っていた。
駅に着くと、ドアが開かない。
?????
駅員のおっさんが言った。
「 お前、何してんだ? 」
何してんのじゃないわよ!!降りるのよ!
「 お前!!!金は? 」
ここで、払うように言われたのよ!無人駅でしょ!
財布持って立ってる私がわかんないの?
「 なんだと?? 」
なに、こいつ、超態度悪いんですけど~。
ぴのこは、小銭を置いて出たのさ。
駅を出ると、真っ暗、何もない。
ここから、タクシーしかない。
歩いて、やっと、偶然、タクシー乗り場についた。ラッキー
だが、タクシーはいない。
やっと来たタクシーに、行き先、気持ち悪い旅館を言った。
「 知らね。 」
は???
この近くでしょうが!!!!知ってるに決まってるでしょ!
ぴのこは、ブチ切れた。
すると、やっと、タクシーはわかったようだ。
このエリア、男、すごいバカ野郎ばかり。
1日で、何人もムカつく人に出会ったの初めてなんですけど~
そして、汗だくで帰ってきた、ぴのこに婆さんは言った。
「 よく、帰ってこれましたね~。 」
・・・・・・・・・・・・・・
ぴのこは、お年寄りを悪く言いたくはないが、言うぜ。
お前~~散々、耳が痛いぐらいに発狂しておいて、
帰ってこれるもんなら帰ってこいとかいいやがって~~~。
ぴのこは、疲れとブチ切れで、夕食も喉を通らず寝たのさ。
夕食は、前日と同じじゃね~かよ!
すると、朝。
突然、婆さんの態度が変わっている。
「 ぴのこさんは、○○さんの御親戚ですか? 」
は??
どうやら、○○さんとやらは、この気持ち悪い旅館を、贔屓にしているそうだ。
後で、聞いたら、親と繋がっていた。
そして、旅館の入り口には、いきなり、
( 歓迎・ぴのこ様 )と大きく書かれている。
婆さんは言い訳を散々していたのさ。
おっせ~よ!!!!
ぴのこは、逃げるようにして、出たのさ。
二度とこね~よ!!!!
気を使って、ボロくて、消灯時間早くて、値段高い。
海の音しか良い所がなかった。
近所が、廃墟になっている意味がわかったってやつ。
廃れていく場所は、人間も悪かったのさ。
心は錦でありましょ~~んってか?