海が呼んでいる~。
この数年、ずっと思っていたのさ。
そして、やっと、一人で旅ができる状態になり、海までやってきた、ぴのこ。
レンタル自転車を借りたのさ。
初めて、電動自転車に乗った。
うわ~すごい楽ちんだわ~。
ありがたい事に、今回のぴのこの、ぶらり旅、天気も最高に良かったのもあって、
自転車に乗って、いろんな所に探検に行ったのさ。
海まで、自転車で行った。
砂浜で、海を一人で、ポツンと見ていた。
いろんな感情が湧いてきた。
心が洗われる気分だった。
一人で、何を考えるでもなく、ただ、海を見る。
この時間は、最高の気分だったのさ。
そして、次は、お金の神様の神社に行った。
電動自転車、借りて良かったわ~。
強烈な坂道だったからよ。
だけど、電動自転車なら、ほほほ~いってな感じ。
白蛇様がいるという、( 銭洗い弁天 )
そこは、自分のお金を洗って、より、お金が入りますようにって、
皆が、お金を洗っている。
すぐ、欲深くなる、ぴのこは、一万円洗ってやろうかと思った。
だが、洗って、べシャべシャになった札を財布に入れるのも何だかな~。
それとも、持っている、小銭全部洗ってやろうか?まで考えた。
そこで、遠足で、来ていた子供たちが、お小遣い増えますようにと、
必死で洗っている。
そんなガキどもの中で、ぴのこは、どけや~どけ~。
ぴのこも、目、チバしって、財布の中の金を全部洗おうとしたのさ。
いかん!こういう心が一番、良くないっす。
ぴのこは、小銭をお賽銭に入れて、ささやかだけど、ぴのこ、オカン、オトンの為に、
欲望を抑え、かわいく、コインを三枚洗ったのさ。
( どうか、ご利益ありますように )
この気持ちになるのに、相当な時間、
あ~でもない、こ~でもないと、己の欲望と戦い悩み、
ぶつぶつ悩み、やっと
気分は、ハッピーお参りをした訳さ。
その後、そのまま、町を探検したのさ。
そうだ!
町に住みたいとなれば、市役所に行かなければ!
丁度、市役所を見つけた、ぴのこは、行ったのさ。
それも、障害福祉課っすよ。
あの~ぴのこ、この辺りで、住みたいんですけど~。
都営住宅に応募できますか?
役所というのは、地域によって、対応は思いっきり違う。
やる気なさそうな死んだ魚の目した野郎が言った。
都営に応募する条件は、この地域に既に住んでいる方、限定です。
じゃ、ぴのこみたいに、これから住みたいっていう人はムリって事?
「 はい、そうです。」
え~!!!
じゃ、次は、この地域の仕事情報、教えて頂けますか?
「 今、このご時世ですので、障害をオープンの方には全くありません。」
なんだよ~。
ぴのこは、嫁に行こうとした、北のA市でも、同じ相談をしに行った事がある。
その時は、もっと、親切で、親身になって答えてくれた。
本当、わかってはいたけど、地域によって、
対応は、ド・偉い違うのね~・・・・・・・ぶつぶつ
レンタル自転車を返しに行った時、
働いている、おじさんがぴのこに行った。
「 お前さん、関西から来たのかい?」
はい。ぴのこ、今は、実家の関西なんですけど、
東京が長かったせいか、どうしても、関西になじめなくて、
だけど、もう、東京都内は、しんどいし、
自然もあってと考えて、住む所探して、ぶらり旅しに来たんです。
「 実は、ワシも、3年ぐらい仕事の関係で、関西にいた事があるんだよ。」
え~そうなんですか!
話していて、驚いた。
そのおじさんが単身赴任していた場所は、まさしく、ぴのこの故郷のご近所だったのさ。
「 あの時は、本当に辛かったよ。関西になじめなかったよ。」
それそれ!今のぴのこ、その状態なのよ~。
「 だけど、慣れると、悪くはなかったよ。」
「 3年もいると、意外と、悪くはないかもって思ったよ。」
「 ところで、お前さん、こっちに来たとして、仕事はどうするんだい?」
う~ん、こっちで、新しく探すつもり。
「その精神、若いね~。」
ところで、この辺りってどうなの?
ぴのこは、聞いた。
この辺は、昔からいる人は、人情味があるけど、
場所がいいだけに、後から、来た住人は、セレブきどりの鼻天狗野郎が多いよ。
あああああ‘‘‘‘
なんか、わかるかも~。
旅を通して、いろんな人と出会い、ぴのこ考えさせられた。
そして、またもや、おばあちゃんの宿に、門限の時間に帰り言った。
おばあちゃん!!!
ここの町に住んでいて、福祉についてどう思う??
「 ここは、老人、障害者には、住みにくい場所じゃよ。」
え~!そうなの?
こんなに素敵な場所なのに?
「金持ちしか、相手にしない場所なんだよ。」
そっか~。
「だから、この世の中が住みやすいようにする為に政治活動応援しているんだよ。」
そして、また、バーン、例の宗教の本を出してきた。
お、おばあちゃん、その話しはわかったから~・・・・ぶつぶつ
おばあちゃんが、朝の5時に起きてやっている事。
それは、例の新聞を配っている。
そして、ぴのこが、探検に出かけている間、お経を唱えているそうだ。
やっべ。
このまま、ここに連泊していたら、
気が付いたら、ぴのこも、朝、5時に新聞配っているか、
一緒にお経唱える事になりそうだ。
町、探検もしたし、行きたかった海も行ったし、
ここら辺で、ありがとうって帰った方が良さそうだな・・・・ぶつぶつ
そして、また、コタツに入って、おばあちゃんが置いてくれていた雑誌を見た。
( 励ましの言葉 )
世界のどこかに、君にしかできない使命が、
君の来る日を待っている。
指折り数えて待っている。
待たれている君は、
あなたは、生きなければ。
めぐり合う、その日の為に。
ぴのこは、ポツンと考えた。
この日、出会った人々と、この励ましの言葉を読んで。
テレレ~ン