ぴのこは、焦って引っ越しの準備をしている。
イギリス牛の住むA市に行く為だ。
歳取ると、引っ越しってやつは、体力、気力失せるのよね・・・・・
面倒くせ~な・・・・・・・ぶつぶつ
そして、昔の写真を見つけた。
一応、プロに撮られた作品あれこれよ。
ゲ!!!
いろんな、ぴのこ。
ぴのこ、バチバチ・パンチ野郎だな。
パンチ野郎・ぴのこ。
この頃の、ぴのこは、こんな表情をしていたんだ。
それに比べて、何だ?
今は・・・・・・・・
ぴのこ、京都で、パワーストーン・石屋の先生に挨拶に行った時だ。
先生というより、おばちゃんだ。
パッと見て、おちゃばんは言った。
「 ぴのこちゃん、優しい顔になったね。」
それって、いい意味?
「 それは、何とも言えない。」
「 前のぴのこちゃんは、野心に燃えている目をしていたよ。」
何それ。
「 私はこうしたい、なりたいという強い心、野心の目さ。」
30歳過ぎての頃でも?
「 そうだよ。ぴのこちゃんは、いつもそんな目をしていたよ。」
野心に燃えている目・・・・・・・・・・
その言葉ってカッコよくない?
で、今のぴのこには、それがないの?
悲惨じゃね~か・・・・・・・・ぶつぶつ。
で、おばちゃんに言った。
ぴのこ、お嫁さんになるよ。
「 え!そうなの? あ・・・・それで、そういう顔なんだね。 」
「 だけど、ぴのこちゃんお嫁さんになりな。」
お前さんを欲しいと言ってくれる人だよ。
これが、最後のチャンスだよ。
最後のチャンスか・・・・・・
良く考えるとボロカスなアドバイスだな・・・・・・・・・
「 お嫁さんになるには一番、いい顔をしているよ。」
ぴのこは、複雑な気分だった。
帰り道、泣いた。
嬉しいのか、悲しいのかわからない涙。
昔、ぴのこは己に誓ったんだ。
( 私は、トラになる )
ドラ猫から、虎になってやると。
どんな事があっても、ぴのこはぴのこの道を歩んでやると。
それが、ニッコリ・飼い猫ちゃんになっているじゃね~か。ボケー!