やっぱり1年に1度ぐらいは親に顔見せ、実家には帰らないといけないな~と思いつつ帰っていない。
ある年の事だ。実家に帰って家族で居酒屋に行った。
すると、酔っ払った親が自分の娘が未だに結婚していないって事でケンカを始めた。
ぴのこの親だ。親には悪いが笑ってしまった。
酔ったオトンが、娘達が一人も嫁にいけないのはオカンのせいだと言い出した。
すると、オカンのスイッチが入った。
ビールジョッキを振り上げ、
「このイグアナみたいな顔しやがって何を言いやがる!」ってさ。
殴ってやろうか!って叫んでいる。
東京慣れしている、ぴのこは、おいおいこんな居酒屋でそんなデカイ声でケンカかい?
と焦ったさ。東京だったら、みんな、え?って見てる所さ。
だけど、さすが、関西、周りも同じような状態でさ。
バカデカイ声の関西人達にはなんとも思われていない。
ふぅ~って思いつつ、ぴのこ東京人になってるわ~なんて思ったのよね。
とういうか、酔った時のオトン、確かにイグアナみたいな顔してるかもなんてさ。
そんな事があったのよね。
ある日、醤油屋さんのおじさんが家に来て、ぴのこの妹を見て、
ま~こんな所にいい娘さんがって、お見合いの話を持ってきたのよ。
すると妹がもっとすごいのが上にいるんですけど~って言ったもんだから、
おじさん張り切って、お見合い写真をぴのこに持ってきたのよ。
う~ん・・・・お見合いか・・・・
ぴのこ、お見合いまでしないといけないぐらいになってしまったの?なんて思いながら見たわ。
すごいわね。想像していた以上にすごい男の写真をそろえてくれたのよ。
怖いもの見たさで見たぴのこも固まったわ。
よくぞ、ここまですごいブサイクを自信満々で紹介できるわね?あんたってさ。
写真見ただけで、そいつの性格もお見通してしまうぴのこよ。
まず、デブでマザコン野郎、あり得ないお爺さん、つるっパゲ、しゃくれ。
この中から選ぶのかい?どうやって選ぶのさ?
だけど、ぴのこ頑張ってみたわ。この中から順位を付けてみたのよ。
1位・・・・・しゃくれ
偶然、誕生日が一緒だったのよね。
彼も好きでしゃくれた訳じゃないっしょ。
もし子供がしゃくれコース行きそうになったら速攻しゃくれ防止のヘルメット装着すればいいって事さ。
2位・・・・・つるっパゲ
彼も同じよ。好きでハゲになった訳でもなしってやつで。
写真に気合いが入っている。
ここまで、頑張っている男はマジでハゲゆえに相手にされなかったのだろう。
そこで、ハゲでもいいよって言うぴのこを大事にしてくれるかも~なんてさ。
3位・・・・・お爺さん
もう、ここまできたら論外よ。
写真はボロボロだし、この写真何十年回りに回ってきたのっていう歴史を感じてしまう。
ものすごい、時代を通り越したセーターが物語っている。
お爺さんが立っている後ろの玄関ドアも今の時代では見られない代物。
もう、死んでるんじゃないの?ってやつ?
4位・・・・・デブ絶対マザコン
写真見て速攻思った。お前全く人生わかってないだろうってさ。
絶対、親がお前ええかげんにせんかいって無理やりもくそもいいなりで写真撮らせただろうに。
親は金かるかもしれないが、本人はやる気なしってのが写真エネルギーで伝わるっす。
こんなアンポンタンいらんわいって感じ?
てな事で、順位を親に言ったんだよね。
オカンと妹はスゲ~って顔してはしゃいでいたけど、一応ぴのこ真剣に答え出したんだよ。
だけど、イグアナ父ちゃんはム~ってしていたけどね。
そして、ぴのこは、1位のしゃくれにぴのこの経歴と写真を送ったのさ。
で、で、で、返ってきた答えが、NOだよ~ムカつく~!
ぴのこが大学出てないって理由っすよ。
本当は大学行っても良かったけど、行かないで一応、実家の高校出た後に大手企業に就職しながらも、
自分の力で専門学校も出てるガッツさんぴのこになんだよ~なのに~この野郎~
お前は一生一人で田舎で死んどけって思ったさ。
確かに彼の経歴は良かったよ。てか、すごかったよ。
そんなもんぴのこにはどうでも良かったけどね。
彼は海外主張多くて疲れたって地元に帰って一人嫁探ししてたんだろうけど。
その疲れたって気持ちわかるよ。
だけど、何?学歴?ふざけんな!結局お前は挫折した訳じゃん。
ぴのこの世界もものすごいよ。
みんな泣いて挫折して消えていくよ。
だけど、どんな事あろうと頑張ってきたっていうか、ガッツさんぴのこだよ。
何回、辞めようかって思った事か、だけど踏ん張ったから今がある。
それが、学歴だと~。田舎でしんどけ。
そんなやりとりをしている内に、ぴのこはやってられんと思ったのさ。
その時、最後にお見合いの写真が来たのが、死体みたいな男だったんだよね。
ち~んだよ。
そしたら、さすがのイグアナ父ちゃんがブチ切れた。
ワシの娘はそこまで落ちてね~ってさ。
お見合いなんかするんじゃね~って切れたのさ。
その横で、オカンと妹は大笑いをして踊っていたさ。
ちょいと待ってくれよ~一応ぴのこ真剣に考えたんだからさ~。
で、わかったよ~自分で探しに行くよ~ってさ。
てなこったで、田舎ゆえかな、お見合い体験してみたけど、訳わかんなかったよ。