死ぬかと思った!出産体験記w

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こんばんは。
おしさしぶしです。
きのこれす。
スッゴイ久しぶりの更新です。

最後の更新はまだ出産前でしたね。
産後2.5ヶ月経ちました。
今は新米ママとして奮闘する毎日ですが(別の記事で!)、少し時間が出来たので12/12の出産について書こうかと…

えぇ…実はね
あの記事のすぐ後に陣痛が来ましてね。
生まれたわけでございます。

その3日後にw

陣痛始まってから出産までの3日間。
長いけど思い出しながら書いていこうと思います。




12/10昼
おしるしがあった後、暫くして定期的な痛みが…。
おぉ、これは間違いない!陣痛じゃ!
しかもいきなり6分間隔!
病院へ電話すると来てくださいとの事。
力んでも大丈夫な様に爪も切ったし!
しっかり支度もしてたし、色々覚悟は決まってるし!
いざ出陣じゃー!
等と、余裕ブチかましながら旦那と病院に向かいました。
が、しかし!
『まだ全然産まれないから~もちょっと短くなってからまた来てね』
と自宅へ帰らされました。
初産婦はどうしても時間が長くなるのでこうした事は良くあるんだとか。

そしてその夜、自宅にて。
段々痛みを増してきたものの、また帰らされたら…と思うと嫌で、少しでも痛みが増すまで頑張ろうと決めた私。
うーん…うーん…
私が唸るその横で、少しでもリラックス出来るようにと旦那様がエンヤやらmassiveattackやら久石譲ジブリシリーズ(アシタカせっ記)等の曲をかけてくれる。
陣痛を紛らわす為の曲を沢山用意してくれていました。
なんて素敵な優男でしょうか。
そんなこんなで段々痛みが増してきた!
よしよし!いいぞ!>_<
朝7時、いい加減我慢できなくなってきたので再度病院へ。

12/11 
陣痛室に案内される。
バランスボールやら揺り椅子やら、色々な器具が用意してありギョッとする。
とりあえず一通り使うよねw
因みにお気に入りは…
壁でしたw

昼過ぎになり、痛みが強まってきたと思ってたのにまたもや弱くなっていくではないか。
なんでやー!∑(゚Д゚)

はい、解説しましょう。
実は陣痛とは海の潮汐に深く関係しているのです。
痛みは満潮に向かって強くなり、干潮に向かって弱くなる。
干潮で弱くなるんなら、やっぱ海と同じで月に引っ張られてる状態。
満潮には緩んだ引力のお陰で赤ちゃんも降りて来やすい状態なんですね。

そして今日は小潮の日。
お月さまが付かず離れずで、干満の差があまり無い小潮…
どうやら身体が正直に反応しているらしい。

(つД`)カレンダー見たら昨日から3日間小潮やん!

さてさて困ったもんですよー。
微弱陣痛っつったって、めちゃ痛いからねー。
お産が進むように廊下を歩いて、陣痛の波が来たらスクワットをする様にと助産師さんに言われる。
スクワットてw
痛みで頭真っ白になるのにスクワットw

そのうち相方の麻里が西表島から駆け付けてくれて、定期的に来る陣痛を腰をさすって和らげてくれた。
えーん(/ _ ; )
ありがとうまーちゃんー。

しかしどんどん弱くなっていく陣痛。
終いには普通に話せる迄になって来た。

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ちょw

思えば夕方のこの時間は干潮でした。
そっから旦那と麻里は一時帰宅。
ここからは朝の満潮まで次第に痛みが増していくのに1人での戦い。
陣痛の波が来ると壁を両手で押しながら深い呼吸法で痛みを逃す。
強くなる痛みに心の準備も出来てきた頃、またもや満潮を過ぎてしまいました。

がっくり…( ̄◇ ̄;)


気付くと分娩室の方が騒がしい。
妊婦さんが入っていくのが見えた。
4時間後…
私より後に来た妊婦さんが…
先に産んだw

ちょw
おめでとうございます!
四人目にもなるとこんなスムーズなんすかw
可愛い産声を聞き感動した。
私も早く赤ちゃんの声が聞きたい。
頑張らなきゃ!

そしてドップラー(赤ちゃんの心音と陣痛を測る機械)に目をやると…
また陣痛の間隔が開き始めた。

ちょっとー何なのよー
いい加減疲れて来たわよー( ;´Д`)

昨日も一昨日も夜は痛みでろくに寝れなかったため、今になって体力的に辛くなってきた。
陣痛の波が来てる時は子宮が収縮するので、赤ちゃんも締め付けられて苦しいみたい。私と同じく赤ちゃんも疲弊している。

ひょっこりやって来た掃除のおばさんに
『まだ生まれないの!?わぁー!!お母さんも辛いけど、赤ちゃんも可哀相に!』
と言われ、赤ちゃんに申し訳なくなってきた。(ー ー;)
だんだんと不安が強くなる。

そしてまたもや干潮を迎える。
やっぱり間隔も空くし痛みが遠退いていく…
色々悩んでいると助産師さんに内診に呼ばれた。

『子宮口のチェックしますよー。
(これがめちゃくちゃ痛い)
あーまだ2センチですねー。
うーん。中々開かないねー。
これ以上は赤ちゃんの体力的にも問題が出て来やすくなるから、思い切って促進剤使いましょう!』

キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
促進剤!!!
絶対に使いたくなかったヤーツですね。
本当に自然なお産を希望していたんだけれど、こうなったら仕方ない!
赤ちゃんの安全第一なんで陣痛促進剤使いましょう!
覚悟した私は決断した。
『お願いします。』

それから麻里が買ってきてくれたパンをガツガツ食べた後、12:00に分娩室にて促進剤を投与されました。
薬が段階的に増量される毎に痛みが強くなるシステムらしい。
ふーふーふーふー呼吸法を繰り返して3時間。あっという間に3段階位まで来た。
その間、麻里と旦那で交代で背中をさすってくれる。
ムッチャ痛い!なんじゃこりゃ!
ヤバいヤバい。
促進剤使ってパニックになったりする人いるんじゃないのかな?
そんであと2段階あるんか…
ヤバいわー。

なんて思っていたら痛みが増して震えが止まらなくなってきた。
陣痛の波が来てる時、呼吸に集中して大きく整えないと発狂しちゃいそうw
陣痛の度に来る猛烈な痛みに耐えるために力を入れないようにしなきゃいけない。
やり場が無いパワーを尾骶骨を押してもらう事で分散させる。
旦那がテニスボールを持ち、全力で押し続ける。
『かずくんもっと!力が足りない!全力で!』
『はいっ!』
(返事がいいw)
分娩室に入ってから4時間半位経った。
もう頭は真っ白だ。
痛みと痛みの間に白目を剥いて脱力する。

ふと見ると、さっきから研修生が私に繋がれてる機材をチェックしては、先輩助産師に指示されながら色々やってる。
点滴これでいいんですか?
とか言いながら促進剤を足してくる。
ちょっと前までまだ少し余裕があったからか許せてたんだけど…
研修生が子宮口チェックして、
先輩が2度目のチェックをする。
勿論診断は先輩がするので、研修生のチェックは意味ない。
3回目の内診でついにキレた。

『あのさぁっ!
申し訳ないんだけどさぁっ!
2回やんなきゃ行けないのかなぁ?
それ一回で済ませてもらえないのかな?

その後2人は無言で分娩室からいなくなりましたw
そして午後5時。
新しい担当助産師さんに交代。
赤ちゃんはこの方に取り上げてもらう事になるのですが…
本当に素晴らしい助産師さんでした。

この頃痛みの間隔も2分位になってたかなー。
もう旦那もあれからずっと全力でテニスボール押しっぱなし!
疲労困憊の汗だくなのに、意識朦朧の私を引っ叩いて起こしたりしてくれた。
全身汗びっしょりで、繰り返し繰り返し筋肉を強張らせるためブルブルと全身が震える。
呼吸も冷静に、兎に角赤ちゃんに酸素が沢山行くようにと深く長く繰り返す。
たまにタイミングを間違えると
ひぃっ!ひぃっ!ひぃっ!とかなってパニックになるから、間違えないように兎に角赤ちゃんの事だけ考える。

その間様子を見にくるたび手を握り返してくれた助産師さん。
さすり方も上手い。
彼女の手を握りながら
『どこにもいかないで。ここにいてください。』等と哀願w
彼女が近くにいてくれてるだけで少し安心した。

そして促進剤の投与も最後まで到達。
もう限界を遥かに超える痛み。
子宮口も開いちゃいるが、あと少しばかり開くまでは赤ちゃんが出てこれないらしい。
この最高に辛い時間が長かった。
4時間続いた。
地獄のような4時間。
自我を保つギリギリのライン。

薄れ行く意識の中、
医師の先生が分娩室へやって来たのがわかった。
『まだだね。』
と言って去っていった。
その後ろ姿を見ながら手を伸ばし、
(行かないで~!!!)
と心の中で大絶叫w
そして完全に放心状態…
からの陣痛!この時間隔1分位。

次に先生が分娩室へ入ってきた時には、赤ちゃんの心拍が低下。
ずっとテニスボールを押し続けた旦那も限界。
私も限界を迎えていた。

その時神の声が聞こえた。

『赤ちゃん弱ってきたんでね、今から私がお手伝いしますからね。』

あぁ…赤ちゃん。
どうか赤ちゃんを無事に…
一生懸命絞り出した声で
『お願いします。』
と言ったのを覚えてる。

そっからのスタッフさん達の動きの早いこと!
分娩室に只ならぬ緊張感が走り、室内が明るくなった。
色々な処置をされ分娩台があがる。
見れば8人もの人が居るではないか!

最初吸引を試したが無理で、
最後の最後の頼みの綱である鉗子分娩する事に。
この鉗子分娩とは…
スプーンの様な2つのヘラでハサミのように赤ちゃんの頭を掴み、母親のいきみとリズムを合わせ旋回させながら引っ張り出す。
というもの。

『はい、次でいきむよ~!』
沢山の人の声がする。
旦那の手を握っていた手を離して、ベッドのバーを掴んだ。
恐らくこのまま握っていれば、旦那の手を折ってしまうかもしれないから。
ストッパーの外れた人間の力は凄い。
そして全力でいきむ。
『せ~の!はいいきんで~っ!!』

『ん〝ーーっっっっ!』

『はい力抜いて~、もう一回ね!次いきむからね~』
もう一度いきむ。

………!

目の前が真っ白になった。
まるで高速道路のトンネルを出てすぐの様な感じ。スピードさえ感じた。

そして風を感じた…。

PM22:06
『産まれた!』
『よしっ!産まれたよー!力抜いて!』
『ゆんちゃん!産まれたよ!』
沢山の声が聞こえた。
でも赤ちゃんの声が聞こえない。
『赤ちゃんは?!
赤ちゃん泣いてない!』

『み〝ゃぁ~っ』
その時聞こえて来たのは小さな高い声。

安堵が一気に身体を駆け巡る!
『えーん!えーん!よかった!よかったよー!えーん!』
私は子供みたいに大きな声で泣いた。

直ぐに看護師さんが赤ちゃんを抱えて見える所へ連れてきてくれた。
両手両足をバタバタさせて一生懸命呼吸をしている。

この瞬間は言葉には出来ない。
どんな言葉にも当てはまらない、最高に素晴らしい瞬間だった。

赤ちゃんは処置のため一旦連れて行かれた。
左手を握って旦那に一言
『かずくん、お疲れ様。ありがとう。』
と言った。
旦那はボロボロ泣いていた。
麻里もどさくさに紛れて分娩室へ入ってきたw泣いてるw
二人ともこの3日間ずっと寄り添ってくれていた。
二人のお陰で赤ちゃんが産めたのだから、三人で産んだようなものだ。
ありがとうかずくん。
ありがとう麻里。

そして私が後処置をして貰った後、
(これも痛いが、もはやどうでもいい。)
赤ちゃんが運ばれてきた!
『3565g!大きいね~!』
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小さな手は思い切り開いて、眉間に皺を寄せている。
鉗子に顔を掴まれて、ほっぺには痛々しい跡が残っている。
一生懸命頑張って生まれてきてくれた証だ。
『生まれてきてくれてありがとう。
頑張ったね。
お母さんです。これからよろしくね。』
と小さな手と握手した。
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こうして私の3日間に及ぶ出産は幕を閉じた。

聞けば、鉗子分娩は高度な技術を要するし、事故が多い為最近はできる医師が少ないんだとか。
私が産んだ病院にもこの先生1人だけ。
もうすぐ開業する為に辞められるとかで非常勤で、その日たまたま当直だったらしい。
そうでなかったら帝王切開になっていたらしい。
なんてラッキーなんだ!((((;゚Д゚)))))))

大量出血したみたいで貧血も酷く、その後本当に色々大変だったけど…
今となっちゃぁどうでもいい位で、忘れましたw

出産を通して思ったのは
やっぱり私は一人じゃ何にも出来ないんだって事。
いつも誰かに助けられ励まされ、ようやく達成出来るんだ。
それはとってもとっても有難く、素晴らしい愛に囲まれているという事だ。
感謝を忘れてはいけないと、肝に銘じたのであります。

その後
風瑚
と名付けられた我が娘は、もうすぐ2ヶ月半。
眉間のシワは健在で、そのふてぶてしさが堪らなく可愛い。
赤子とは思えぬその貫禄に、我が家では社長!もしくは風瑚さん!と呼ばれていますw
元気一杯、すくすくと育ってくれて嬉しい限りです。

生まれてからの母ちゃん奮闘記はまた次回から…
長々とお付き合いありがとうございました。

(#^.^#)♡