ジェット・ネコ ~まっしぐら!?~
ジェット・NEKO株式会社
資本金:2億4500万株
発行済株式の総数:6万5000株
本社:宮崎市江平西2-3-48
ここ最近ジェット・NEKO社(以下ジェットネコ社)について色々ご連絡を貰うことがあった。
今日は、その頂いた情報もとに書いていこうと思う(情報提供者様ありがとうございました)。
まず、だいぶ前になるが、ジェットネコ社の未後悔株がいくらで売られているのか、またどこが販売しているか不明と書いた。
今回頂いた情報によると
販売価格は1株5万~100万ということである。かなり開きがあるようだ。筆者は20~30万と思っていたので範囲の中といえば範囲の中に入る
また販売業者も複数いたようで、確認が取れているだけで、アローズジャパン、サンキャピタルという業者が売っていたようだ。
直近の増資(平成20年4月4日)では資本金を1億5000万円、株式を4万株になっているので、1株辺りの資本金組入れ額3750円である。資本金に半額組入れたと考えると増資価格は1株7500円。
販売最低価格5万円を考えても、5万円という数字は高く、正規の第三者割当増資ではないことが伺える。
さて、アローズジャパンに関しては聞いた事がある程度しかないが、サンキャピタルという名前については(あくまでも同じ名前ということで話を進めていく)、他の未後悔株で登場したことがある。
その未後悔株は「太陽光発電」である。
この会社の未後悔株を販売していたのが、「サンキャピタル投資事業組合」である。
詳しい内容は太陽光発電の記事で読んで頂きたいのだが、このサンキャピタルの住所がバーチャルオフィスであり、しかも同時期にあの「バイオバンク」と同じ住所にいたことがある。
ちなみに現在は太陽光発電社及びサンキャピタル投資事業組合は音信不通である。
次に、ジェットネコ社の現在の状況であるが、
どうもアメリカのピンクシートに公開を考えているようである。
このことは12月16日付けの「代表取締役通信」に書かれている。また株主以外は見られないようだが、12月1日付けの「ピンクOTC云々」というのにも書かれているようである。
その「代表取締役通信」によると、アメリカの会社(?)とジェットネコ社が合併し、その後公開という形をとるようだ。
また、公開に伴い、現在のジェットネコ社の株式はあるファンドが全部買い取ってくれるようである。
あるファンドというのは具体的に名前が書いておらず、仲介する証券会社、アメリカの監査法人など具体的な名前や日付が一切出てきていないのはかなり気になるところだが、さすがに株主しか見られない「ピンクOTC云々」という書面にはある程度具体的な会社名(証券会社、ファンド会社、監査法人等)が書いてあることであろう。
当然のことながら株主や債務者以外にはファンド名など具体的な名前を発表する必要はまったくないが、もし仮に株主にも名前を明かすことが出来ないような契約では、「公開」や「買取」などと書くのはあり得ない話であり、
この話自体が眉唾ものと言われても仕方がない。
現状、「代表取締役通信」だけを見ると、今の株主にはピンクシートに公開というのはまったく関係のない話であり、買取価格は不明だが、公開前にはすべての株券を買い取ってくれるという話になっている。
当然、この話が本当であれば現在新たに株券は絶対に出回っていないことになるのだが・・・。
さて、直接ピンクシート公開には関係のない話だが、ジェットネコ社は役員が変わったようである。せっかくこれからいままでの努力が報われ、公開に向けてまっしぐらと付き進んでいる最中役員が変わるというのもおかしな話ではあるが、その役員の名前に一つ気になる人物がいた。
個人名は控えさせて頂くが、またあくまで同姓同名の可能性は否めないが、新たに役員に登記されている方が、先ほど出てきた「バイオバンク」の監査役して名前が出ていた方と同じ名前なのである。
偶然と言えば偶然で片付けられる話かもしれないが、同じ未後悔株発行会社、ジェットネコ社の株を売っていた業者と同じ名前の業者が、バイオバンクと同じ住所にいた、その事を踏まえると、偶然にしては出来すぎと考えるのは筆者だけであろうか。
補足ではあるが、以前ジェットネコ社は三菱UFJ信託銀行と株主名簿管理人契約を結んでいたのだが、こちらは解除している。しかし、現在は住友信託銀行と契約している。こちらに関しては評価出来る。
最後に、頂いたメッセージを紹介しよう(具体的な数字や名称は省かせて頂きました)。
「今年の4月に〇〇県、5月に○○省、8月にまた○○県から税の滞納で土地、建物の差し押さえにあっています。株主より連絡があり登記簿を確認しましたので、間違いない情報です。また今年の10月に○○税違反の嫌疑で、○○庁から査察にもあっております。」
以上。
現在もまだ株券が出回っているという話もある。また、返金請求もかなりあるという話だ。
どうも状況を考えると、公開とは逆の方向に「まっしぐら」な気がしてならない。