買取業者 ~2パターン~ | 未公開株は近々・・・

買取業者 ~2パターン~

 最近は、この「買取業者」というのが非常に多いようである。

 買取業者については当ブログでも散々書いてきたおり、ただ一度も「買い取った」という話は聞かないというのも散々書いてきた。

 

 その買取業者は大きく別けて2パターンに別れると思う。そこで今日はその2パターンを書いていこうと思う。もしかすると買取業者については何度か書いているので内容が重複してしまうかもしれなが、そこはお許し願いたい。


パターン1:マッチポンプ

 これは昔からある買取業者の形態であり、いわゆるマッチポンプである。

 「○○の株を持っていたら高値で買い取りますよ」と、そこでお得感を出し、その対象で○○の株を買わせる感じである。

 ただ、最近はもっといい回しが複雑化しているようで、例えば

 「○○の社債を買ってくれたら、お手持ちの未後悔株を買い取ります」もしくは「お手持ちの未後悔株を買い取ってくれる方を紹介します」と買取の対象を他の銘柄にすり変える方法。

 こちらの変形で、先に「お手持ちの未後悔株買い取ります」と言って後から「○○の社債を買って下さい」と条件を出してくるパターンもある。

 また、買い増しパターンというのもある。

 「○○の株を5株以上でしたら買い取ります」と言って対象の株やら社債を買い増しさせるパターンもある。

 さらにこの手のマッチポンプを複雑化させているのが、1つの銘柄に対して数社の買取業者から電話がかかってくるということだ。

 どうも数社から「買い取ります」と言った勧誘がくるとどこかがこけても、どこかが買い取ってくれるだろうと勘違いする可能性があるようだ。また、少数だとは思うが、数社から電話がかかってくると「○○の株・社債はいいものなのではないか」「本当に上場するのではないか」と勘違いすることもあるようである。

 そしてさらに複雑化しているのが、電話番号がすべて違うというのもあげられるだろう。携帯電話などは論外としても、固定電話でも数回線用意しているようである。さらには、住所まで別のところを用意している業者もあるようだ(例えば販売業者:東京、買取業者:大阪)。

 本当に最近はただのマッチポンプでも相当手が込んできている。

 ちなみにだが、1つの銘柄に対して3社4社と買取業者から電話がかかってくるので、当然のことながら買取業者の電話は多くなるというわけだ。


 パターン2:手数料搾取

 こちらは単純に、手数料だけ取るパターンである。こちらはパターン1と違って決まった対象の銘柄は存在しなし、「変わりに○○を買ってくれ」といった事もない。

 「お手持ちの未後悔株買い取ります、つきましては手数料〇万円頂きます」と言った感じである。

 この手数料は例えば、そのまま「手数料」だったり、「紹介料」であったり、はたまた「交通費」「実費」といったり色々いい回しは変わったりする。

 こちらの場合は特に、その業者はすぐにいなくなる可能性があるので(パターン1の場合も結局はいなくなるので一緒だが)、振込詐欺にどちらかと言えば近い部類になる。


 1と2は表向き同じ「買取業者」だが中身はまったくの別物である。

 1の場合はある対象の銘柄の株(社債)を買ってもらうことが最終目的であり、2の場合にはストレートに手数料を振り込ませることを目的としている。


 こちらは何度も書いていると思うが、この手の買取業者の対応は簡単である。

 「先にお金をもらう」これだけである。別に全額でなくともよい、手付金として半額でも貰えばいいわけである。

 逆に言えば、買取業者から1銭でもお金を貰わない限りは、こちらから1銭も払わなければいいだけである(もしくは先に対象の銘柄を買わない)。

 これさえ守っておけば、買取業者の勧誘などに引っ掛かることはない。 



追記

最近、社債で「モンゴルマテリアル」「沖縄フロンティア」「アンゴラダイヤモンド」「ガンテックジャパン」というのが流行っているようである。

「モンゴルマテリアル」は前述したが、マッチポンプ会社が大阪にも存在しているようだ。

また「ガンテックジャパン」は旧ウィズ〇ムキャピ〇ルの残党が勧誘しているという情報を頂いた(夜様ありがとうございました)。

社債なので、細かいことは言わないが、間違いなく「スーパーハイリスク、ローリターン」の投資となるので、ご注意を!