ダンスが上手くなるとは???

 

皆さん、こんにちは。DANCE GRAND Harajuku の代表の金光進陪です。

早いもので、もう2回目のブログのバトンが回ってきました。今回は私が考えるダンスがうまくなる仕組みについて、徒然なるままに書いてみようと思います。

 

 

 

 

 

ダンスがうまくなると一言で言っても、その定義は広範囲に渡るので、例えば分かりやすく、競技会において、その結果が向上することを目的としてみます。私達は音楽を身体で表現することを生業として、その出来栄え如何によって、ジャッジメントが下されます。そこには様々な要素が内包され、またその要素と要素が組み合わさることにより、アーティスティックな化学反応が起き、それがダンサーとしてのパーソナリティを形つくります。

 

 

 

 

 

 

私はその要素を大きく4つに分けて系統立てて考えています。

①フィジカル

②メンタル

③テクニック

④コスメティック

上記の4つの大きな要素をバランス良く成長させることによって、ダンサーとしてのクオリティが上がる、つまりダンスがうまくなっていくと考えます。

 

 

 

①フィジカル

全てのテクニックやメンタルはフィジカルを土台にして養われます。昔のことわざでも言うように、健全な心は健全な身体に宿ります。まずは健康的で怪我をしない身体を作り、維持することが大事です。上手くなる為には継続的な練習が必要です。日々のハードなトレーニングに耐え得るだけの身体が無ければ、コンスタントな成長は難しいでしょう。

また、均整のとれたプロポーションはどんなレベルのダンサーにも必要です。痩せすぎ、太り過ぎでは戦う前に勝負有りです。筋力はテクニック不足を補ってくれます。無い筋肉は使えませんので、あるに越したことはないです。

 

 

 

②メンタル

モチベーションが上がらないと練習の質は下がり、効率は悪くなります。雨の日も風の日も変わらぬモチベーションを保ち続けることが、持続的に成長していく為に必要です。自分の夢や目標に向かって邁進できるように心に情熱の炎を燃やす必要があります。また、私達のダンスは1人では成立しないので、パートナーとのコミュニケーションが必要になります。相手を思い遣る気持ちや、リスペクト、心を通わせる努力がなければ、良いダンスは生まれません。ダンサーのメンタルは自分自信と向き合う心、パートナーと向き合う心、そして結果と向き合う心、そういったものを複合的に育む必要があります。

 

 

 

③テクニック

一見、一番重要そうに見えるこのファクターは実はそうでもなく、フィジカルという土台、基礎があり、メンタルという想いがあって、初めて必要となる要素です。

しかしながら、最終的にはベーシックへの理解度、ミュージカリティーやアティテュードが問われます。競技会での結果に直結するような決定的なテクニックやメカニズムの問題もあります。なので、これは良いコーチに付き、学び続ける必要があります。複数のコーチに付き、様々な角度からアプローチすることも時として必要ですが、登る山を間違えてしまうと、樹海で迷子になってしまうので、気をつけましょう。

 

 

 

 

④コスメティック

意外にもあまり皆さんが重要視していないファクターだと思います。タイムを競うような競技であれば、全く必要の無い要素ですが、私達ダンサーは見た目が全てです。どんなドレスを着て、どんなヘアメイクをして、どんな雰囲気を身に纏うか。ペアとしての見せ方の戦略は極めて重要です。人を惹きつける見た目、雰囲気を纏っているだけで、そのペアは既にアドバンテージを持っています。頭のてっぺんから足の先まで、徹底的に磨き続けることを怠ってはいけないんです。

 

 

さて、今上げた4つの要素、皆さんは自分に点数を付けるとしたら、何点ですか?

長所を伸ばすことも大切ですが、この4大要素の1つでも欠けると、やはりダンサーとしての成長は望めません。ですから、4つのパラメーターが綺麗な拡がっていけるよう、頑張ってみて下さい。