マイストーリー
皆さんこんにちは
週替わりのブログリレーも一周して、遂に金光の番が回ってきました。
DANCE GRAND Harajuku の代表として原宿にスタジオをオープンしてから5ヶ月を走り抜け、最近ではようやく日々のリズムが定着してきたように感じます。
今回のブログでは私自身のことを少し書かせて頂きます。
広島から上京してきた私はどこにでもいる普通の学生でした。私が初めて社交ダンスに触れたのは、大学に入学して間もない頃の新歓コンパの後でした。垢抜け、大人びた上級生におだてられ、飲み会に参加した次の日から、強制的にダンス部への体験入部が始まっていました。
何か新しいことを始めてみたかった私は、先輩達の優雅で力強いダンスに魅せられ、直ぐにダンスにのめり込み、授業もそっちのけでダンスの虜になりました。
出来なかったことが出来るようになる喜びを知り、大会の結果に一喜一憂します。パートナーとの人間関係や部活動を通じて社会性を学んでいきます。
やがてダンスで生きていきたいと強く思うようになり、
ダンスのプロとして生きていくことを決断しました。
学連出身の私が、ジュニア上がりやアマチュアトップ選手からのターンプロの同世代の選手に勝つ為には、普通にやっていては駄目でした。
幸い私には華のあるパートナーがおり、私自身も人よりもガッツがありました。朝練習して、昼はレッスン、夜また練習という生活も苦にはならず、それだけでは足りないと一年目からドイツやイギリスにダンス留学をしました。
10ヶ月の長期留学を始め、世界中の大会やキャンプに参加したことが、国際大会での成績が常に日本国内での成績を先んじていたことに繋がり、結果日本一のタイトルを獲れたと、今振り返れば感じています。
18年間、競技選手として、また20年以上、社交ダンスのプロとして生きてきました。苦しいことや辛いこともありましたが、一度としてダンスを諦めようと思ったことはありません。
新しいことを始めるには勇気がいります。そしてそれを楽しみ、自身の人生の一部にするには継続と忍耐が必要になります。
2023年4月にここ原宿に新しい形の社交ダンススタジオをオープンするのに、やはり迷いや逡巡はありませんでした。
このスタジオには二つの大きなコンセプトがあります。
一つは育成です。
これまで沢山の競技選手を育ててきました。運動神経が良くセンスのある子をチャンピオンにする事はそこまで難しくありません。
身体も硬い、音感もない、スタイルも悪い。愚直に教えた事を反復練習して、泥臭く積み重ねて来た努力が最後の最後に花開く姿を何度も見てきました。
学連で勝ち切れず、社会人になっても努力し続けて、アマチュアのチャンピオンになった子。パートナー不在の不遇に腐らず、ひたすらシャドーを繰り返し、学生チャンピオンになった子。引退試合の前まで準決勝にも残った事が無かったのに、最後まで諦めず努力を重ねた結果、引退試合で泣きながらオナーダンスを踊った子。夢を夢で終わらせず、チャレンジを繰り返し世界で認められるアジアを代表する選手になった子。
夢や目標に大小はありません。DANCE GRAND Harajuku は皆の目標に寄り添いながら、選手達を育てていく場所として在りたいと考えています。
もう一つのコンセプトはラグジュアリーです。
これまで私が見て、聴いて、触れて、体験してきた感動や芸術を元に創り上げたDANCE GRAND Harajuku を豊かなダンスライフを過ごせるラグジュアリーな空間にしたいと考えています。
幸いにも私は世界中を旅し、一流の芸術や文化、ホスピタリティに触れる機会にも沢山恵まれました。
ベルリンの機能美に溢れるブティックホテル、ロンドンの美しく芸術的な街並み、ナポリの底抜けの青い空とシーフード。ラスベガスの圧倒的な光と音の洪水、シンガポールの洗練された都市空間。芸術や文化、人がなし得る最上のサービスに触れる度、心は豊かになり、感性は研ぎ澄まされていきます。
DANCE GRAND Harajuku では、社交ダンスのレッスンのみならず、様々なサービスを私がこれまで体験してきた芸術的で上質な時間と空間を元に、東京ならではのスタイルに昇華させて、皆様にご提供いたします。貴方の為だけにカスタマイズされた豊かなひと時を楽しんで頂けたら幸いです。
二つのコンセプトを柱に、新しいスタイルの社交ダンススタジオをこれから展開していきます。優秀なスタッフと共に、皆さんのお越しをお待ちしております。