昨日の夜、私はふとお母さんの背中を見て考えてみた。
「お母さんはいくつの別れを経験し、いくつの出会いを経験したんだろう」
きっとたくさんの出会いと別れがあっただろう。
そのときはお母さんも今の私みたいな気持ちだったのかなって。
お母さんはその悲しみをどうやって乗り越えたの?心の中で問いかけてみる。
でも返事は返ってこない。
自分で考えるものだと母は背中で語っていた。
私はここまで育ててくれた感謝を手紙に書くことにした。
家族がみんな寝た頃、手紙を書き始めた。
母親への想いが溢れて止まらなかった。
涙と鼻水でぐちゃぐちゃになりながら書き上げた手紙。
でも直接渡すのは照れくさくて朝起きたときお母さんが1番触るキッチンの壁に貼っておくことにした。
朝が来た。
母親は泣きながら私に「ありがとう。」と言ってくれた。
母の涙を見て「お母さんはいっつもうちを支えてくれてたんだな」と思った。
お母さんに見送られいってきます!と家を出た。
学校につくと私を支えてくれた沢山の人を見つけた。
今まで優しく親身になり話を聞いてくれてときには厳しく指導してくださった先生。
いっつも先輩づらしてて調子に乗ってた私についてきてくれた後輩。
大切な仲間に出会わせてくれた学校。
こんなにも素敵な環境に恵まれて私は育ったんだ。
そう思った。
式が始まり入場のとき。
入り口に私が沢山迷惑をかけた先生が微笑みながら立っていた。
涙が堪えきれなかった。
沢山の人へのありがとうの気持ちが涙となり、溢れてきた。
式も進み最後の校歌。
サプライズで3番だけ先生の方をむいて歌った。ありがとう!と叫んだ。
先生も後輩も知らない。3年生だけで考えたものだ。
担任は過呼吸になるんじゃないかってぐらい泣いていた。
正直泣きすぎて歌えなかったけど必死に気持ちを込めたつもり。
式も終わり、クラスのみんなへ一言。
泣きすぎて全然喋れない私に「がんばれ。」との声。
クラスメイトにも支えられているんだと感じた。
私は今日で9年間の義務教育を終了させた。
みんな別々の道だけど永遠の別れではない。
いつかきっと会えるはずだ。
みんなとまた会う日にはもっと素敵な女性になってるはずだから。
私は夢を叶えて今まで支えてくれた沢山の人に恩返しをします。
自分の道を信じ夢に向かって進み続けます。
Emika