『世界の目を醒ます

ヘラトリ・トピックス』

(第26号)

『中国の革命運動の源流は、どこにあるのか』(その1)

(本稿は、2011年6月27日北海道正心館七の日講話の内容のエッセンスをまとめたものです。)

 みなさま、こんにちは。

昨日の大川隆法総裁の御法話、

「『平和への決断』講義」

は、なかなか激しいものがあった、と感じておられる方が多いかもしれません。


というのも、

「今、中国で進んでいる革命運動(ジャスミン革命)の源流が、ここにある」

と、はっきりおっしゃいましたのでね。


もちろん、"激しさ"の理由の中には、

「霊的洞察から来る最終結論であること」

や、

「天上界の総意」

(中国風の言い方をすれば、

「天帝の意思」)

の顕われ(あらわれ)であることが含まれますが、


もう一つ、おそらく皆様方が"激しい"と感じられた理由の中には、

「(日本のマスコミの報道姿勢ゆえに)皆様が知らされていないことが、あまりにも多いから」

ということが、挙げられると思います。


やはり、何事も、

「知は力なり」

です。


「どういう事実に基づいて、総裁の発言があったのか」

ということを知ると、理解が各段に進み、皆様自身の説得力も、はるかに増してくると思われます。


その意味で、今日のお話は、

"「『平和への決断』講義」解説"

という位置付けになるかと思います。


テーマを「中国問題」に絞り、6ポイントに分けて、背景説明(the background briefing)

をしたいと思います。

日本のマスコミが、

報道し始めた

 まず第一点目として、


「私の香港講演会(5/22)の後くらいから、中国国内で年間数万から十数万あった暴動等が、今までは一切報道されずに済んできたのに(特に日本では)、とうとうそれが抑え切れなくなって、流れ始めた」


とありました。


これについて、少し見てみましょう。


 まず、6/13付け産経(ネット版)で、


「広東省都の広州市郊外で、千人以上の出稼ぎ労働者が、警察署を襲撃」

と報道されました。(ロイター通信の引用)


原因は、

「妊娠中の女性の露天商が、警察から"殴る蹴る"の暴行を受け、それに怒った出稼ぎ仲間の農民達が暴徒化して、警察を襲った」

とのこと。


しかも、警察がその女性に対して暴行に及んだ理由が、

「暴力団並みに、ショバ代(用心棒代)を要求したところ、その妊娠中の露天商の女性が、

健気(けなげ)にもそれを断ったから」

というから、恐れ入ります。


背景には、「中国では、農村出身者は戸籍も分けられ、給与面・福祉面で差別を受けたり、場合によっては蔑視(べっし)されたりしている」という、中国社会の"ホンネと建前の違い"があります。


 さらに、その一週間後の東京新聞(6/20付)では、

「中国では、この種の抗議活動(暴動)は、年間で十万件超発生している」

と、事実上初めて報道しました。


御存じのとおり、東京新聞(親会社:中日新聞)は、朝日、毎日と並んで、日本の左翼系マスコミの中核の一つであり、この「十万件超」という数字は、東京新聞を含めて、これまで日本のマスコミでは、一切報道されてこなかったものですが、ここに来て、とうとう登場しました。


しかも、一週間前に産経(ロイター)が「千人」と報道した、上記事件の暴徒の数を、「数千人規模の暴動」と"上方修正"して報道しています。


加えて、江西省撫州で起きた、

「土地を強制収用されて怒った男性が、検察や省政府庁舎3か所に爆弾を仕掛け、自らも自爆した」

事件も報道しています。(この事件は、他紙も報道。)


皆さんも、ちょっと考えてみて下さい。これは日本に例えると、

「北海道庁と札幌地方検察庁と札幌市役所に爆弾を仕掛けて爆発させ、自らも爆弾で自殺して抗議した」


ということになるわけですから、もし日本で起きたら、空前の大スキャンダルとなって、ニュースが世界中を駆け巡るでしょう。


こういうことが、中国では、年に万の単位で起きていて、しかもこれまでは、その情報が世界に漏れるのを、軍と警察の力で抑えてきたのです。


 その他にも、その記事の中では、


「同じ広東省の潮州市で、賃金未払いが原因で暴動が発生」とか、


「上海では、ガソリン高騰に怒ったトラック運転手数千人がストライキ」


という事件にも触れていますが、さすがにビビったのか、東京新聞の記事の中では、それ以上の詳細には触れられていません。


 しかし、「ヘラトリ編集部」が独自に調べた他媒体の報道によると、前者の「潮州市の事件」では、


「給料未払いの抗議に来た労働者の手足(の筋肉)を切断する」

という"暴挙"に出たため、"大暴動"に発展したのであり、上海のトラック運転手のストライキについては、


「その結果、上海港を出港する貨物船の貨物の量は、通常の2割に激減する」


という"非常事態"に陥ったそうです。


スト自身は一週間程度だったとはいえ、その間「2割に激減」というのは、「東京電力の節電呼びかけ」どころの話ではありません。


しかも、上海警察は、このストを"鎮圧"するのに、(市内数か所で警察と労働者が"激突"した)、七千名以上の警察官と70台以上の機動隊バスを動員し、労働者側に、少なくとも3名以上の死者が出たそうです。


「たかがストライキを収めるのに、死者まで出している」わけです。


全く恐れ入るほかありませんが、これが、日本における報道のベールの奥に隠された「中国の実態」であることを、よく皆さん知っておいて下さい。

(「その2」に続く)