
(キリスト教に基づいた、大統領の宣誓式)
「『宗教と政治は一体』というのが世界標準」
キリスト教国では、「政教分離」をうたいつつも、実質はキリスト教が「国教」になっており、
キリスト教に基づいて、大統領などの宣誓式も行われていますし、そのほかのいろいろな儀式も行われています。
イスラム教も、宗教と政治が完全に一体化して国教になっており、宗教と政治を分けることはできない状況になっています。
日本神道(しんとう)はどうかというと、これも、もともとは、「宗教と政治は一体のものである」というところから始まっています。
そのもとは中国にあって、孔子が説いた儒教の影響をかなり受けているものと思われます。
孔子の教えは、基本的には「政治のあり方」を説いたものです。
どのような徳のある人をつくり出せば、国というものがうまく治まるのか。
そうした、君子による政治を目指していたのです。
すなわち、孔子の教えは、「どうやって君子をつくるか」という君子のつくり方を説いたものであり、「その君子に国を治めさせれば国がまとまる」ということなのです。
孔子の教えとは、ずばり「祭政一致」そのものであり、彼は君子による政治について説いていたのです。