20歳代の頃、日本が窮屈でイヤだった。

つまらない顔している大人たち、抑圧的な社会、あ~いやだ、と思っていた。

そんなある時、バリ島へ行ってみた。

島へ着いたとたん、爆発的な陽気さに巻き込まれてしまった。

たとえば、あるみやげ物店へ入った。

草で作った掘っ立て小屋だ。

その入り口に入ったとたん4,5人の子供がキャーキャー言いながら私を囲った。

ゲラゲラ笑って「オトモダチ、オトモダチ!」と叫ぶ。

そのうち、その子たちの兄や両親もやってきた。

その日は一日中彼らみんなと海岸で面白く過ごせた。

その翌朝もその子たちが、自分の家族や友達を連れてビーチで待ち構えていた。

こんな具合にどんどん友達が増えて毎日毎日楽しかった。

みんな天真爛漫だった。

バリの人々はみんな底抜けに明るく、熱帯の青空そのままに天真爛漫だった。

あ~、人生楽しいな、人生百年でも短いな、と思った。

こんな楽しい人生なら何百年でも生きたいと思った。


 バリ島の人々のように愉快に陽気に生きたい。

 バリ島に行って以来、それが僕の希望になった。