「大人の責任もある」


 子供たちや若者に対していろいろな苦言がある。


 たとえば、塾通いして勉強しすぎという人がいる。


 またその反面、学力が下がっている、他の国と比較しても英語力や数学や国語の読解力が低いという。


 あるいは仕事をしない、といいながら、ホリエモンのような人物が現れるとまたおかしい、とたたく。


 勉強し過ぎなのか、し過ぎでないのか、その中間がいいのか、働くのがいいのか、働きすぎはいけないのか、その中間はどの辺なのか。


 あまりにも許せる範囲が狭いと思う。


 大人はあまりにも寛容さがないと思う。


 もっと若者を信じてもいいのではないか。


 人というのは他人に信じられると、誰でもまっすぐに生きようと思うのだから、大人が若者を信じることで、世の中がもっと良くなる部分も大きいと思う。


 また、若者は大人の心の反映だとも思う。


 幼少時は大人のしつけと教育がものをいうが、中学生、高校生になると子供たちは大人の生き様を見て判断していると思う。


 大人が夢のない人生を送っていれば、それを見ている子供たちはやる気がなくなる。


 大人が礼儀知らずで、粗暴で、恥知らずだと、その姿を見て子供たちも社会ではそういうふうに生きるのだと思ってしまう。


 大人が自己中心的に動いていれば、大人になるとはそういうことなのかと判断する。 


 若者の言動は大人の心の反映であると思う。


 若者のことを言う前に自分たち大人の生き様も振り返ってみる必要があるのではないか。


 自分の生き様を振り返ること、そして、若者を信じること、これが第一歩だと思う。


 世の中が良くなるのはこうしたことの積み重ねだと思う。