公開中の映画「男たちの大和」を鑑賞した。
感動で、涙、また涙であった。
いろいろ思ったことはあるが、一つは人は情念を背負って生きている、ということだ。
映画の中で75歳と思われる老船長が、戦艦大和の戦友の墓の前で手を合わせたり、大和の沈没した海へ15時間かけて行くなどのシーンがあるが、60年前のことをずっと思い続けて生きているのだな、と思った。
また、60年前の仲良しだった女の子と戦後ようやく会えたとき、女の子が「一緒に仕事して船を買おうね。その船の名前はもう決めたんだ。明日香丸っていうの。」と言いそのまま死んでしまうのだが、そのこともずっと思い続けていて、乗っている船の名前を明日香丸としている。
人間は情念を抱きながら生きている、と思う。
75歳なら75歳なりに、それだけ多くの悲しかった経験や楽しかった経験を重ねているだろう。
その思い、情念を抱きながら、みんな人生を生きているのだな、と思った。