アメリカの実業家のハイ・テンションが気に入った。
 
 たとえば、サウスウエスト航空。

  
 ここは、「とっぴな行動をとれ!」がビジネスの基本であり、「型破り!」を大歓迎する。


 たとえば、あるときはスチュワーデスが、客席の上の荷物入れから「はい、こんにちは」とあいさつをした。


 また、あるときは空港の受付嬢が米国陸軍のフル装備でお客を迎えた。


 機内放送はいつも抜群にコミカルで、機内は爆笑の渦だ。


 このキャラのおかげで、今では全米トップの利益率を出すようになった。


 
 社長は従業員に


 「深刻になるな、


わくわくする毎日をおくれ、


規制や常識などぶちこわせ!」


とはっぱをかける。


 重要な会議に、社員がアロハ・シャツで出席するなどザラである。


 社員の週末パーティーに、会長が暴走ハーレーで駆けつけ、会場に乱入し、爆音をとどろかせる。


 破天荒な行動をした「どはずれ野郎」は社長からほめられ、「破天荒賞」が贈られる。


 
 オフィスも自由奔放だが、生活ぶりも、どかんと開放的でスケールがでかい。


 おれが接した人も、年に何回か大型の休暇をとってアフリカを冒険する。


 また週末は、セスナを飛ばして猟を楽しむ。


 おれは、このスケールに爽快感を覚え、心が爆発した。


 
 アメリカの成功者には、ぶち破った開放感があると知った。


 自由奔放を地で行く破天荒野郎たちがここにいる、と感じた。


                砂辺光次郎



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