昨日は、アフリカン・ダンスとジンベ(アフリカのタイコ)で半日過ごし、気分は最高だった。


私たちが楽しんでいるリズムは西アフリカ、その中でも特にセネガルのリズムである。


セネガルなど西アフリカでは、農作業などを共同でするとき、集団で同じリズムに乗って作業する。

草を刈るとき、荷を運ぶ時、積み上げる時、それぞれの作業を皆でリズムに乗りながら行う。

その作業中、タイコのリズムが響くとなおいいだろう。


タイコの音は作業のリズムであると同時に「言葉」でもある。

人々は喜びの言葉やお祝いの言葉などをタイコをたたくことによって表現する。

たとえば子供が生まれた時、その父親が遠方で作業しているならば、その吉報をタイコのリズムで伝えようとするだろう。


アフリカのダンスとタイコのリズムはアフリカ人にとっては生きるということであり、すなわち実存そのものである。



西アフリカのリズムの特徴は、日本人や西洋人が聞けば混沌であるのに、彼らの内に入り込むとその混沌が実は調和になっている、ということである。

これは最先端の現代音楽にも取り入れられているという。

私もダンスと打楽器によってこの混沌の中へ入り込み、内なる調和を体験していることになるのだろう(まだ初心者なのではっきりとはわからないが)。



ちなみに、現代のラップ、ヒップホップ、ジャズ、R&B、レゲエ、サルサ、サンバなどの源流は西アフリカのリズムである、と言ってよいだろう。

その理由は奴隷としてアメリカ大陸に渡った西アフリカの人々が、アフリカ音楽を現地にもたらし、もともとあった現地の音楽と融合したからである。



西アフリカのリズムとダンスは原初的なエネルギーそのものである。

ジンベのリズムを耳にすると、体の奥底から何ものかがふつふつと上へ上がって身体を突き上げる。

大地から何ものかが突き上げてきて、原初的な記憶がよみがえる。

そのリズムを聞く者は、皆、強烈なリズムに魂を揺さぶられ、身体を動かされ、踊り出したくなるだろう。



(昨日のアフリカンダンスは東神奈川で行われた。

文章は一部 柳田知子『アフリカの太鼓で踊ろう』を参照した。)

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