カンパニー体験ワークショップ2日目。

皆さん全身筋肉痛。。

そりゃそうよね。

初めての振付家の作品を踊るときは、大概私も全身筋肉痛。

そして2日目から参加する人は、初日の動画を見て焦った〜と、という声も。

1日6時間のワークショップだからこそ、みんなの追い込みようと真剣さを




10時から、ほぐしてからのピラティス、体を目覚めさせバレエ。


レパートリークラスは、早い動きの場面。

椅子を使ってのアレンジしてます。

実は同じ音楽で私も踊ったことがあり、私も思い出深い場面。


この場面は、振付が早いので音楽を聞いて動くともう出遅れてしまう。

とにかく音楽と一緒に踊る。

でもそうやると動きが早くて、振付をバサバサに踊ってしまう。

よくある現象(笑)よく分かる!

力で踊るとそうなるよね。

でもこの振付は、力強さを求められる。

そこが難しいところ。

では何を注意して踊るかというと。。。

優貴さんはよく、


振付は言葉である。


と言っている。

バレエは形の様式美であり、そこに感情を入れて、言葉はマイムがある。

彼の作品の振付は、振付ひとつひとつが言葉である。

例えば、あ  という振付を、自分で勝手に、あ" とにごらしたり、  あっ とアクセントをつけたり、かあ と似てるようではじめが違うとか、またして全く違 うぇ〜  の言葉に替えてはいけないと。


うんうん。

そりゃそうよね。

自分の踊りやすいように踊ってたら、作品にならない。

では、いかに あ に近づけて踊るかというと、そのニュアンスをイメージして、何度も踊って練習するしかない。

人によっては、その  あ  を素早くキャッチ出来る子と、なかなか振付が覚えられなくてキャッチするまでいかない子もいる。

それは個人の差である。

良い悪いではないと思う。

不器用でも、自分で考え あ  の振付を踊れるよう、例え手振りひと振りでさえ、モクモクと1人で練習する。

このひとりで練習出来る子は、上達が早いしその日の気分で踊りがブレないので、安定している。

練習の仕方を知っているんだよね。

自分は何が出来なくて、どうすれば良いかというゴール が見えてるからこそ、そこに向かいひたすら練習しているから!!



練習が出来ない子は、自分が何が出来てないのかが分かっていないという子がほとんど。

やってるつもり。違うのに気づいていない。。。



ほんとにコレは、バレエを踊るにも作品を踊るにも課題よね。



客観的に見ていると、みんなに近づけて踊り練習。

そこに優貴さんも、事細かくひとりひとりに合わせて注意していく。

細かいけど、その人自身が苦手な事だったりするので、根気良く言い続ける。

そして、良くなった時は良い!!

と褒める。


見ていてコレも大事だなぁ。と実感する瞬間。


だから、自然と追い込まれる様に必死に踊る。

ふぬふぬ。




みんなヘトヘトになってお昼休憩の前に、

私は、

昨日作品を一度通すよ!

と言う。



やばっ!とみんな思い出すように慌てて踊りだす。


ふふっ。

これがカンパニー体験WSの醍醐味のひとつ

1日経ち、昨日の踊りをどう踊るのか、見ものである。

ぁぁ〜  どSの血がっ!!(笑)



ちゃんと復習出来てる子、何もしなかった子、一晩寝たら体がついてこれない子、様々。

それに対して優貴さんも、出来てる子を褒める。

1日経つと、見えてくるよね。と

カンパニーに求められるのは、どういう事かを、肌で感じる。


一瞬空気がピリリッ!



お教室では許される事でも、カンパニーでは結果を求められる。

それはダンサーとしての責任。

そこに自分が持っていけるかどうか。



休憩後もレパートリークラスをして、

2日目終わり。

いよいよ3日目は、みんなどうなるのかな?

と楽しみ。

それはまた次回へ。