体が変わってくると、

それは見た目でも、

自分の使い方でも、

今までの自分と違う!と分かり変化がある時、

おぉ!もしや?!

コレは!!

テンション上がるよね!

そして、踊ってみると自分でもしっくりくる踊りやすい!

と感じる時がある。

やっていた事が報われた瞬間!





でも、変化の途中というのは、

体も発展途中。

微妙なバランスが変わってくる。

感覚がズレるというか、そういうのが必ずある。

体が変わるというのは、

踊りが全てがプラスの方向に向かうのではない。

それを分かっていないと、

体変わってきてるのに、踊りにくい!

という事で悩んで、

やっぱり私のやっていたのは間違ってたんだ、

踊りにくいから、もうやめる!

自分が踊りやすいのが一番!

。。。。。



で、結局前の踊り方のままになってしまう。






体が変化をするというのは、

踊り方も変化するということ。

その時に、いちいち一喜一憂するのでなく、

それをきちんと受け止めて、

変化する体に合わせていく。

気持ちも体も。

それが分かっていると、ちょっとやそっとで動じない。

これも変わるための過程のひとつ。

良い時、イマイチな時を繰り返して、

その中自分の体の声を聞き対応していく。



体を変えよう!とするときは、

きっと自分の中での弱い部分を知ってるから、

その弱い部分に向き合っていく!

という強い意志によって動かされている。

それって本当に凄いこと。

そんな自分で向き合わなくても、今まで踊れてしまったりするんだもん。

それでも更なる自分に向かってやるのは、

結構大変。

はじめは意気込んでやっていたのに、

時間が経つともう何もしない。。。

という人がほとんど。

だって体の変化ってすぐに起こらないし、

気持ちが継続しないもんね。

それは私もとてもよく分かる。

気持ちに一喜一憂されるから、

なかなか続かない。

じゃ、どうやってら続く?!

と思うと

全て気持ちをポジティブに頑張る!頑張る!

ではやってられない。

私はコレって結構キケンだと思っている。

モチベーションを継続するのは大変だし、冷静な目を持ち合わせていないと、周りが見えなくなる場合があるからね。


だから、何事も習慣化する!

コレしかないよねの思う。

そして先日スイッチというテレビ番組で、

藤山直美さんと香川照之さんの対談があった。

お二人の俳優魂を垣間見てとても勉強になった。

そこで、藤山直美さんは、

『訓練・鍛錬は、お箸の上げ下げするようなもの。努力をしていると思ってはいけない』

と。。

思わず、ほぉ~!

そうだよね。と心にぐっときた言葉。

改めて私がトレーニングするということも、レッスンをするということも、

舞台に立つ人にとっては

当たり前なこと。

決して特別なことをやっているのではない。

その人が必要だと思った事は、

ただ粛々とやる。

その人が必要でないということは、

強制する必要はない。

本当にそう思うよね。

訓練・鍛錬は、自分でやるものだから。



お箸の上げ下げするようになった時、

またひと皮剥けているかもしれない。

それは、踊り的にも精神的にも。



習慣化する。

それは自分自身が大きくなる。

私がトレーニングする理由のひとつ。