2月9日 施設の玄関にて

 

(面会禁止67日目)

 

 メガネが壊れて、すみませんでした、と言ってきた。

 

 フレームを締めるネジが外れてレンズが落ちていたらしい。

 

 ネジは探したが見つからなかったとのこと。

 

 こちらから頼んで、めがねを持って来て見せてもらった。

 

 そしてすぐ、めがね屋へ持ち込み、新しいネジを入れてもらい、

 

 すぐまた、施設に戻り、めがねを母へ返すよう頼んだ。

 

 めがねをかけていない母を想像すると、痛々しく感じた。

 

 それで早く返そうと慌ててしまい、めがねの写真を撮らなかった。

 

 実は、ネジが外れたことなんかより、気になることがある。

 

 フレームの開きが一層大きくなり、いびつに感じた。

 

 また、鼻受けの部分が、左右ぐちゃぐちゃに曲がっている。

 

 ぴったり顔に合うとはとても思えない。

 

 ワタシもめがねをかけているが、、十数年同じめがね。

 

 鼻受けは全く曲がらない。フレームもいびつに開かない。

 

 健常者と寝たきりの違いはあるが、、

 

 こんなに歪むか?? まあ、母も長年使ってはいるが、、

 

 ちなみに母は自分で寝返りもできない。

 

 とはいえ、以前からちょっと歪みはあったのだが、、

 

 面会しない間に、歪みが余計に進んだ印象。

 

 しかし、歪む前と後の写真が無いので、検証はできない。

 

 めがねに力が加わったままの姿勢で、歪むこともあろうが、、

 

 どうなんだろうねえ、、