2月3日 施設の玄関にて

 

(面会禁止61日目)

 

 施設からの帰り道でいつも立ち寄っている教会では、

 

 明日のお葬式のセッティングが施してあった。

 

 聖堂に入るのはちょっと躊躇したが、

 

 同じカトリック教徒として、思い切って祈りを捧げた。

 

 すると、他人とは思えない感覚が起こった。

 

 ワタシは気づいた。

 

 魂の世界に他人という区別は無いのだと。

 

 必要無いんだと思う。

 

 うまく説明できないが、そういうものなんじゃないかと思う。