1月19日 施設の玄関にて

 

(面会禁止46日目)

 

 パットが残り10枚と言われた。まあ、いつものペースだ。

 

 またパットで思い出すのは、退院の精算時の病院の対応。

 

 以前、認知症で1か月ほど入院したことがあった。

 

 入院時に2万円ほど現金を病院へ預ける。

 

 入院中、パットを含めて必要なものを用意する時、

 

 そこから病院が差し引くというしくみだ。

 

 退院の精算をする時、余った現金は返してくれると思っていた。

 

 しかし突然、パットが沢山入った段ボール箱を持ってきた。

 

 これが精算だ、と病院側は言った。

 

 現物で返されるなど聞いていない。金で返せ、と抗議した。

 

 退院後に入る施設で使えますよ、と病院側は言った。

 

 しかし施設では、パットは施設が用意する。

 

 自前のパットを持ち込んでも、利用料金は安くならない。

 

 そこで再び病院側に抗議して、パットを現金に換えさせた。

 

 パットはまとめて購入してあったのだろう。

 

 それを余ったからと言ってそのまま返すのは雑な対応だ。

 

 さて、教会へ行こうか。

 

 マリア像の前に花が置いてある。花瓶に入れたいね。