9月4日 夕食介助

 

 良かれと思って一生懸命、助言していた。何回も。

 

 ゆっくりでいいからね。エエンって咳払いできたらしてみて。大きい声出したらいいよ。気をつけてやるから大丈夫だよ。

 

 「しつこい!」、と母が怒鳴った。

 

 恩をあだで返すような事言いやがって、と思って当然だろうが、まあ、考えてみれば、認知症だから何回も言わないと通じないと、特別視していたのがよくなかった。

 

 神さまが、母の口を通して、認知症の人に対する対応を教えてくれたのだろう。普段から滑舌が悪くて聞き取れないのにこれが言えたのも不思議だ。

 

 しばらく言葉少なく、静かに介助した。

 

 食後、ちょっと語りかけたが、ほとんど反応無し。

 

 たまたま最後に、また、オナラをもよおした。子供じみてはいるが、慌ててごまかず素振りを見せると、会心のスマイルが出た。

 

 すかさず、写真に残した(笑)。