不登校youtuber「ゆたぼん」彼の存在から何かわかることはあるのだろうか?

 

現在インターネットの進歩によってスマホ1台を持っている人なら誰でも膨大な「情報」にアクセスできるようになった。

これは現在教育・コーティングの領域を直撃している。

 

1人の生き急いだ若者がいるとして例えば以下のコースを辿ればかつての若者とは比較にならないほどのスピードで成長できる。

 

モデルケース。

 

中学までは義務教育なので卒業するとする。←ここ重要!

高校にはいかずstudyサプリで中学卒業までの期間で高校卒業までの科目の内容を学んでしまう。

高校にはいかないで得られたであろう学費などはすべて株式のインデックスファンドに投資してしまう。

バイトや職業マッチングアプリなどを活用して労働を開始、得た収益をすべて投資に回す。

オンライン英会話などで英語を習得しアクセスできる情報媒体を増やす(もしかしたら自動翻訳の発展によって不要な可能性すらある。)

世間一般では高校生の段階で、youtubeによって各国の有名大学の講義動画などを視聴する。

ワタシの調べた限り、工学系の数学はほぼ日本語で存在しており、欧米の英語による講義動画も含めれば、物理学の大学院過程の標準理論に関する講義動画すら見つけることが出来た。

実習の無いメジャーな学問領域ならば相当数youtubeで直ちに視聴できる環境がある。

19歳時点で既に大学院修了程度の学識はあるのでここからはいよいよ自分がやりたいことをやればよいことになる。

研究を志すのなら大学に行けばいいし、仕事をしたければ就職すればいい。投資した資金を現金化して小さなビジネスを始めることもできるかもしれません。

 

普通の人はこういった生き急いだ人生設計は選びませんが全人類70億人もいれば、世代の0.1%、つまり1000人に1人位は選ぶかもしれません。

 

子供の意思にかかわらず親が暴走して子供を最新のツールによって超効率的に教育し始めるケースもあり得ます。暴走ではなく純粋な愛情である場合ももちろんあるでしょう。善意による行動なので止めにくいでしょう。

 

不幸になる子供もいれば大成功する子供も出てくるでしょう。大衆は極端なケースに意識を奪われがちなので、超効率的な教育プランの成功例を目撃した親世代たちの中には自分の子供にもその教育を施そうと感がる人が必ず出てきます。

 

従来の教育制度に沿って育った人材と、超効率化された教育制度に沿って育った人材で顕著な能力差が出た場合は自分の子供が社会で苦労しないように効率化された教育制度・人生プランに乗るように勧める人も必ず出てきます。

 

こういった教育や人生設計に関する変化が何をもたらすのかは分かりません。

 

そもそも超効率化して達成したい人生の目的とは何なのかも議論されないまま社会は変わっていくのだともいます。

 

この明確な目的を持たない人類の力の追及を人類は自律的に止めることは難しいでしょう。