例えば塩酸や硫酸を温めたいときや配管に硫酸や塩酸を流したいときなどは金属材料は使えません。なぜかというと金属を溶かしてしまうからです。こんなときは材料にテフロンを使うのがセオリーです。

 

テフロン→PTFEともいう、炭素とフッ素からなる化合物で、フッ素樹脂である。とても安定で、反応性が低く、耐熱性・耐食性に優れている材料。

 

要は酸を温める熱交換器の配管部はテフロンチューブを使うといいし、配管の中を酸を通したかったらテフロン製の配管をつかってみなさいやってことです。

 

こういう絶妙な化学的性質をもった材料を使えるのは先人たちのおかげですね。