離れた軸間の動力を伝達する際に伝達する力が大きい場合に使うのがチェーン伝動方式。

身近な例だと自転車のチェーンとかがそれ。

巻き掛け伝達を利用する際にはベルトでもチェーンでも長さと伝達する力が計算の対象になる。

計算の手法は体系化されている。実務的にはCAD上で作図してチェーン、ベルトの中心線の軌道の長さを実際に確かめて数字を丸めたりする。

 

あんまり文献にかかれていないのが一見して閉じているチェーンをどうやってスプロケットに巻きかけているのか?という点。

 

チェーンは外リンクと内リンクが交互にピンで締結されている構造をしている。ピン締結なので簡単に外せるものではない。

実はジョイントリンクというチェーンの端部と端部をつなぐためのリンクがあってこれを使ってリンクの端部と端部をくっつけて閉曲線を作る。

 

二軸間の巻きかけで終わるような単純な場合は一つのジョイントリンクで足りるが、軸の数が多数ある場合などはジョイントリンクを複数利用してリンクの塊も複数区間に分割してつなげることになる。

 

チェーンを商社などを介して購入する際には必要なチェーンの形やジョイントリンクの数量などを明確に伝える必要がありやや神経を削る。

簡単な手書きのイラストなどを添えてあげると親切だけど絵心が必要になる。

 

 

 

メモ:今後写真やCAD図なども参考として載せたい。