問。設計した機械を動かしたいです!でも機械ってどうやって動かすんですか??

 

答え。そういう質問をする段階ならばとにかくモーター以外機械を動かすすべはないくらいに思っておいたほうがよいです。

優先的にモータを勉強するといいです。カタログを読み、モーターで動かすことを考えるのです。

 

マイケルファラデーが電磁誘導の法則を発見しました。コイルの磁束を変化させると、電力が生じるのですね。

逆も起きるのですね。つまりコイルに電気を流すと磁束が変化します。この時磁石を置いておくと磁石は磁界から力を受けて動きます。

 

大抵の場合、機械はモーターで動かしています。

モーターの偉大さはすごいです。本当に重要です。

 

機械屋はいわば形と仕組みのプロですから、電気の分野には弱いことが多いですが、自分で形作った物体を動かそうと思ったら、

ほぼ、モーターを使うことになるのです。なので、モーターに関する知識は機械屋であっても必須なんですね。

 

モーターに代わる汎用的な動力源を手にしていません!油圧ポンプだろうが、油圧シリンダだろうが、プーリ機構だろうが、結局モータで生じた回転運動を変換しているにすぎないのです。だから軸と歯車と軸受けは頻繁に登場するのです。

モーター以外の動力として、燃料を爆発させた衝撃で車輪を回しているエンジン機構は興味深いですが、そういうものは考えないほうがいいです。

 

とにかくモータ!電気でモーターを回してぐるぐる回る運動を実現させます!このぐるぐるをどうやって望みの動作に変換していくかを考えればいいのです!!

 

 

ぐるぐる運動を往復運動や決まった角度での回転運動に変換するにはどうすればいいのだろうか??そういう視点で考えていくと機械設計はとっつきやすいモノになります。