油圧シリンダーのケーシングの3dモデルのを作ってみました。
このケーシング(要は箱)の中に円筒状の鉄の塊が入ってきて、ピストン運動をするのです。
直線状を往復運動する円柱がこの箱の中に納まるのです。念力でも使わないと円柱が勝手にピストン運動するはずがありません。
当然誰かが引っ張ったり推したりしてます。誰かとは大抵の場合、モータによって組み上げられ押し込まれてくる油なのです。
電気でモータを回す→モータでの回転で歯車ポンプを動かす。→歯車ポンプで油を押し出す。→押し出した油で円柱の鉄の塊を直線的な往復運動させる。→往復する円柱と何か動かしたいものをくっつけると便利なことがある。(例:扉の開閉に使ったりできる。)
アイソメ1
断面2
上部に意味深なキリ穴が付いています。ケーシングだけ見ていても全く意味が分かりませんが、このキリ穴に鉄の棒が入り、配管の入り口を塞いだり開いたりすることで、油の流路を変えることができるのです。シリンダーなどもモデル化して、組み立ててみると意味が分かるのですが、そこまではまだ手が出せていません。
アイソメ3
3Dキャドが便利だなと思うのが、材質や物性などを指定すると、即座に重量や慣性モーメントや重心を計算してくれるところですね。
ただ形状だけを作っているだけではなく、解析的なこともできるので、静力学的な解析とかで遊んでみようかと思います。
因みにこのケーシングの重量は鋼製で設定すると、約12kgでした。