市販の機械図面集や、プラント・機械製図技能士試験問題、参考書などについてきてる2D図面を趣味で3D化しています。

今週は2段変速機のケーシング(ベアリングやら、歯車やら、軸がお収納される箱みたいなもの)をモデル化しました。


 

 

アイソメ1

なかなか複雑な形状です。図面から形状を把握するのが結構大変でした。でも加工者は3dキャドなど使わずに作るのですから。すごいものです。ちなみにこの品の場合は鋳造で外形作ってから穴などは機械加工でつくります。

 

 

断面図

3Dキャドを使っていて思うのが、なんだかんだ2次元の図面はこれから先もなくなることはないんだろうなということです。人間の目は2次元しか把握できないので、3Dモデルだけ見せられても作れませんよね。寸法も結局2次元の視点でしか表現できないですし。

 

アイソメ2

ちなみに3時間30分かかりました。慣れた人ならもっとずっと早いかとも思います。機械科の学生さんにとってはこれだけ見せられてもなんなんこれって?ってなります。そこら辺のギャップを埋めていきたいなと思っています。なんだかんだ実物をばらしてスケッチして組み立てるのが一番の近道なんだと思いますが、そういうことをしている教育機関も少ないようですね。。