さて、出張が終わり、自宅に帰ってきてもまだ自律神経失調症らしき体調不良は続いていました、この時は本当に辛かったですね。この病気は治らないのではないかとい絶望感はすさまじく、こんな状態が一生続くなら自殺して楽になりたいとすら思いました。このころの体験の詳細は追ってどこかで触れていきたいと思います。

 

とりあえずこのころは自分の病気が自律神経失調症だとしたらどのような治療があるのか探していました。また、万が一、がんや脳の病気だといけないので、様々な検査も受けることになりました。CT,mri,内視鏡、本当に色んな検査があるのです。

 

検査の結果はすべて異常なしでした、ついた診断はうつ病でした。(医師の方はこの診断は本意ではないということを言っていました。)現在うつ病だということにされて、無意味に抗うつ剤を飲んでいる、自律神経失調症の患者さんがたくさんいる気がします。

 

さて、私はうつ病だったのでしょうか?後々はっきりしましたが、私はうつ病ではありませんでした。自律神経失調症が進むとうつ病になるという解説がありますが眉唾です。うつ病と自律神経失調症が無関係だというのではありません。自律神経失調症の進化系がうつ病かのようにとらえるのが間違いだというのです。

 

結局、私の長引く不調(浮動性めまい)の原因は煙に巻かれたままです。とにかくマッサージやストレッチ、サウナや日光浴など疲労回復に聞くとされる民間療法に手を出していきました。

 

結果的に効果はいまひとつでしたが、この時大きな疑問が生じました。それは「疲労」とはつまり何なんだという疑問です。

 

医学的に疲労しているとき、体では何が起きているんだという疑問です。これをきっかけに私は自分の体が感じている事柄を注意深く認識していくこととにしました。すると次のことに気が付きました。

 

私は今、体調が悪い→体調が悪いとは具体的に、浮動性めまいと体の重さ、だるさ、疲労感だ、→疲労感とは何もしていないのに、体を支えたりする状態を維持するのが難しい状態だ→

体を支えるのは筋肉だ。体を支えるのが辛いというのは筋肉がうまく機能しなくなっている状態だ→私が抱える問題の根本的な原因は筋肉にあるはずだ!

 

インターネットで自律神経失調症を調べると整体や鍼灸などが出てきます。自律神経失調症とは筋肉の病気だということを実はみんな知っているんです。

 

筋肉に意識を傾け、注意深くストレッチなどをしていくとハッキリわかりました。私は体中の筋肉が極めて硬く凝り固まっていたのです!なんとお尻の近くには筋肉が固まったこぶのような者すらありました!!!