溶接は奥が深いです。異種金属の溶接など私もまだまだ勉強中です。

同様に溶接記号もとっつきづらい話題です。よく使われるものや実務で経験していった溶接法を蓄積しておきますが、振り返って早い段階で知っておけばよかったことは、

レ形とK形溶接の指示は一回矢印をおるとだけ覚えておけばいいということです。

先輩に溶接記号の考えたかを聞いたとき、

難しく考えないで、レ形とK形の開先を取るときは矢印を一回折ればいいってだけ覚えてあとはjis3021をパクればいいんだよ。ほかの開先なんか都度覚えていけばいいよ。

という教えをもらいました。jis3021は資料として本当に貴重です。

かなりおおざっぱですがこれ以降、溶接記号に対する恐怖心は大分薄れました。(最もどういうときにどういう溶接法・開先形状を選択するのか?、その強度はどの程度なのか?という疑問はそれからもずっと残っていました。溶接法の選定については今後まとめます。)

(a) とりあえず一回折る            (b)とりあえず一回おる

(c)とりあえず一回折る

 

とりあえず1回折るのが大事で、溶接職人にああここはレ型の開先なんやなって伝わるのが一番大事なことなんです!(c)では1回以上折ってます。見栄え良くしてるんですね。あまり気にしなくていいです。1回おってるのでそれでレ形って意思表示はしてます。

因みに開先指示のルールに基線は開先をとる部材側にひく(青文字で記入)というものがありますが、厳密に厳守されているかというとけっこう怪しいですね。(a)のように図面のスペース上配置しにく場合もあります。

 

フレア、突合せ、ウラナミなどなど溶接に関連する重要な話題はつきませんが、とりあえずレ形、K形の出現頻度は高いのでそこから覚えていけばよいということでした。

 

まだPCスキルが未熟なので、きれいな図表やイラストで解説できませんが、今後いろいろ武器を利用していきたいです。