少年日和 ~ 猫や鴨との思い出は宝物のように美しくて ~ vol.27「いただきます」と皆で声を合わせた後、いつものように少年はパンとミルクをカバンに入れた。少年の隣の子が、いつものようにパンをくれた。「もし良かったら、ボクのパンも持って行って」少年は、「ありがとう」とだけ伝えた。そこで隣の席の子が、「そのパンを、どうするの?」と丁寧な口調で尋ねた。「誰にも言わないって誓ってくれる?」少年は耳元で囁いた。「誓っても良いけど、そんなに重要なことなの?」少し疑問を感じながら、このことを誰にも言わないと誓った。